以前のブログでもお知らせした、平成23年度出土遺物巡回展「房総発掘ものがたり」が、いよいよオープンしました!
今年度のテーマは、「古墳に眠る石枕」。
石枕(いしまくら)とは、古墳へ死者を埋葬する際に用いられる石製の枕です。
千葉県内では、全国の出土例のうち約半数が発見されており、まさに石枕集中地帯といえます。
![]() |
博物館分館2階 企画展示室 |
会場である博物館分館の企画展示室には、県内で出土した石枕が所狭しと並んでいます。
考古学ファンでなくとも、会場を出るころには、かなり石枕に詳しくなっているハズです。
![]() |
ずらりと並ぶ石枕 |
![]() |
付属品である立花なども展示されます |
また、館山市立博物館では、独自のトピック展示として安房の古墳時代について紹介するコーナーもご用意しています。
石枕・立花や石製模造品が出土する上総・下総と異なり、古墳時代の安房は土製模造品や洞窟遺跡が特徴とされています。
今回の展示によって、県内の地域性の違いを感じていただければ幸いです。
![]() |
沼・大寺山洞窟遺跡出土の舟棺も出展! |
ついつい、 「自分だったらどの枕が良いか?」と考えてしまうこの展示。
また、石枕の付属品である立花(りっか)には、思わず「かわいいっ」とつぶやいてしまうかも・・・。
考古学に詳しくなくても楽しめる展示となっていますので、ぜひお気軽にお出で下さい♪
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
開催期間 9月24日(土)~10月23日(日)
休 館 日 9月26日および10月3日・11日・17日
会 場 館山市立博物館分館(旧県立安房博物館・館山1564-1)企画展示室
観 覧 料 無料