2015年1月13日

第7回安房学講座を開催しました!


/10(土)、第7回安房学講座を開催しました。

新年始まって第1回目の今回は、千葉県立中央博物館主任上席研究員加藤 久佳先生を講師にお招きし、ご講演いただきました。
テーマは「安房地方の化石―最近の話題ー」です。

講師の加藤 久佳先生
 
加藤先生は古生物学を専門とされ、特にカニ・エビ・ヤドカリ等の十脚甲殻類を対象に研究をされています。

今回の講演には70名以上の方にご参加いただきました!



沢山の方のご参加、ありがとうございました!


ご講演では、近年南房総市で発見され、「千葉石」と名付けられた鉱物や、鋸南町で発見された新種の甲殻類の化石など、安房地域の化石について、最新の研究成果をふまえたお話をしてくださいました。


その名もずばり「千葉石」!



鋸南で発見された新種のカニの化石です。


化石についての学問は、難しそうなイメージがありますが、加藤先生の講演は丁寧かつ穏やかな語り口で、また、スライド写真を多用して、視覚的にも非常に分かり易いものでした。
 

昨今話題のオオグソクムシとその化石です。

さらに、加藤先生は実物資料もお持ちくださいました。
貴重な化石を見ることができ、参加者の皆さんも大満足のご様子!
熱心に先生に質問されていました。

ズラリと並んだ標本の数々!
 

質問に丁寧に答えてくださいました。


次回、第8回安房学講座は、千葉県立中央博物館主任上席研究員三浦 和信先生を講師にお迎えし、「縄文時代の食糧」についてご講演いただきます。

 
2月7日(土)午後1時30分から、海辺の広場レクチャールーム(渚の博物館)での開催となります。

この第8回が、今年度最後の安房学講座になりますので、ぜひご参加ください。