去る7/11(土)、館山市立博物館本館にて、第2回活弁八犬伝『犬塚信乃の冒険』が開催されました。
当日は一週間以上も続いた雨がようやく止み、打って変わってうだるような炎天下の空模様でしたが、16名もの方にご参加いただきました!
前回の第1回では、戦に負けて安房に落ちのびてきた里見義実が、安房を平定するなかで玉梓という女性に呪いをかけられ、その呪いのせいで大事な一人娘である伏姫を犬の八房に嫁がせなければならなくなり、その後伏姫が亡くなる際、仁義礼智忠信孝悌の字の浮き出た八つの玉が飛び散ったという場面までをお話ししました。詳細はコチラ⇒☆
「犬塚信乃」は、八犬士の中でも人気が高く、序章では主役級の働きをします。特に「芳流閣の戦い」は八犬伝屈指の名場面として、歌舞伎や舞台の題材としても好まれています。
講座は軽快な語り口に、プロジェクターを使用して、挿絵や錦絵なども交えた非常に分かりやすいものでした。また、登場人物によって声音を変えたりなど趣向をこらし、参加者のなかからは感嘆の声や笑い声が上がっていました。
ご参加くださった皆様、お疲れ様でした!今後も博物館の活動をどうぞよろしくお願いいたします!