2014年11月20日

安房地区公民館連携講座「見たり・聞いたり 安房の国」を開催しました!

安房地区の公民館が連携して開催している講座「見たり・聞いたり 安房の国」の第1回目を11月18日(火)に館山市コミュニティセンターを会場に開催し、安房地域の各市町から約100名の参加者が訪れました。


 
(講義の様子)
 

今回のテーマは「里見史は変わった-研究が進むと歴史は書き替えられる-」と題し、館山市立博物館 岡田 晃司 館長が講義を行いました。

午前中の講義では、近年の里見氏研究の進展により、昔から語られていた里見氏の歴史がいったいどのように変わったのか、なぜ違っていたのかを「天文の内乱」の経緯などを中心に解説しました。里見義実(よしざね)、義通(よしみち)などの人物像や義豊(よしとよ)の年齢について従来の説と近年の研究成果を比較しながら説明しました。


 
(稲村城跡)
 

午後からは、稲村城跡(館山市)、犬掛古戦場跡(南房総市)への現地学習を実施合戦地跡や里見氏が眠る墓を見学しました。


 
(犬掛古戦場跡)
 

各市町からの参加者からは、「里見の歴史の新説が明確に解ってとても良かった。」や「稲村城跡には初めて行きましたが、スケールの大きさを感じました。この地の歴史を知る事ができて、勉強になりました。」などの意見が寄せられました。



【安房地区公民館連絡協議会連携事業】「見たり・聞いたり 安房の国」

目 的安房地域のことを知りたい、学びたいという人を対象に安房地区公民館連絡協議会(安房地区4市町で構成)が開催している講座。ふるさと安房について学ぶこと、また、各市町からの参加者合同で講義を受けることにより参加者同士の交流を目的としている。

主 催安房地区公民館連絡協議会
主 管館山市中央公民館
講 師館山市立博物館担当課長・館長 岡田 晃司
参加者:96名(館山市24名・鴨川市22名・南房総市25名・鋸南町25名)※講義のみ参加3名