(講義の様子)
今回のテーマは「西国漁民タロベエとイシゴラヨソベエの伝承」。南房総には西国漁民によって開拓されたとする伝承が数多く語り伝えられているが、今回は、館山のタロベエと富浦のイシゴラヨソベエの伝承を日本民俗学会会員 田村 勇氏を講師に招き、講義、現地学習を行いました。
午前中の講義では、西国漁民タロベエが紀州栖原村より、イシゴラヨソベエが泉州堺より房州に来て漁法を伝えた事等の講義が行われました。
午後の現地学習は、館山市塩見のタロベエの墓、南房総市富浦町南無谷石小浦にあるヨソベエ生け簀を見学しました。
(現地学習の様子)
講座の参加者からは「房州の各地に紀州の影響があることがよくわかった。」や「房州の漁業の変遷が良く理解できた」などの声が聞かました。
次回のふるさと講座は、館山市コミュニティセンターを会場に12月20日(土)に開催します。なお、午後の現地学習は受付終了しているため、午前の講義のみ参加は可能です。
詳しくは《ここをクリック》してください。
ふるさと講座(5回目)
概要: 館山市を中心とした「ふるさと」に潜在する地域資源について、知りたい、学びたいという市民等を対象に、中央公民館で20年以上継続して実施している事業。地域の歴史、生活、自然等をテーマに開催している講座で、今年度は全8回の予定。
主 催:館山市中央公民館
講 師:日本民俗学会会員 田 村 勇 氏
テーマ:「西国漁民タロベエとイシゴラヨソベエの伝承」
参加者数:40名(男22名 女18名)【講義】
26名(男14名 女12名)【現地学習】