テーマは「房総のシオフミ祭り―海にまつわる祭りたちー」です。
講師の髙橋 克先生 |
髙橋先生は、千葉県立安房博物館時代に上席研究員として勤務されており、その時に開催された企画展「海のまつり」にも携わっておられました。
シオフミ祭りとは、神輿が海に出向き、海岸線を練り歩いたり、海に入ったりするお祭りのことです。また、神輿だけでなく、神の使いとされた馬など、神聖なものが対象とされる例もあるそうです。
千葉県は県土のほとんどが海に囲まれていて、海に関わりの深い土地柄からか、安房・上総・下総すべての地域でこのシオフミ祭りが見られるそうです。
祭礼のなかには、神輿を海に浸からせたり、持ち上げて落としたりなど、一見手荒に見えるようなものもありますが、神様は賑やかなものが大好きなので、返って荒々しいほうが好まれるなど、お祭りについての面白いお話も色々聞かせて下さいました。
次回の第4回安房学講座は、立正大学仏教学部教授の寺尾 英智先生を講師にお迎えし「日蓮と安房」と題して講演を行います。
10月4日(土)午後1時30分から海辺の広場レクチャールーム(渚の博物館)での開催となります(次回より、会場は通常通りとなります)。
次回もぜひご参加ください!