2015年6月15日

第1回活弁八犬伝『八犬士誕生』

 先日、館山市立博物館では歴史教室 活弁八犬伝『八犬士誕生』が開催されました。
小学生から大人の方まで幅広い年代の方が来てくださいました。ありがとうございました!

ところでみなさんは活弁って聞いたことありますか?
 活弁とは、 「活動写真弁士(かつどうしゃしんべんし)」の略で、映画の内容を説明したり台詞を言ったりする解説役もしくはその活動そのものをさします。まだフィルムに音がなかった時代、日本の映画館では、必ず、スクリーンの横に活動写真弁士がいて、その語りと楽士の生演奏が付き、にぎやかに映画を楽しんでいました。

今回の講座では、当館収蔵の錦絵や写真を見ていただきながら、活弁というスタイルで八犬伝をご紹介いたしました。


錦絵「三浦の浜」
版本挿絵「神余光弘、討たれる」
 洲崎神社写真
今回の『八犬士誕生』では、里見義実という武将が戦に負けて安房にくだり、もともと安房にいた武将たちをとりまとめていたところ、玉梓という女の恨みを買って呪われてしまったところから話は始まります。数年後、呪いのせいで義実は大事な娘の伏姫を八房という犬の嫁にやらねばならなくなり、伏姫が死ぬ時、仁義礼智忠信孝悌の8つの玉が飛び散る…という場面までをお話しました。

実際の八犬伝の本や錦絵も展示しました。


 八犬伝って興味はあるけど本を読むのは大変だし、どうしようと迷っている人は、是非この活弁を聞いてみてください!!錦絵や実際の本の挿絵を見ながら場面場面をわかりやすく台詞付きで活弁します♪
 第2回目は、7月11日(土)に開催される犬塚信乃の冒険』です。
 こちらの回だけでも楽しんでいただけますので、是非お申込みください。
 ※定員にまだ若干の余裕がございます。

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歴史教室 第2回活弁八犬伝『犬塚信乃の冒険』
7月11日(土)
13:30~15:00
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