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館山市中央公民館講座 夏休みおもしろ教室「安房高化学部探検隊Ⅲ」が、8月9日(日)に千葉県立安房高等学校で行われ、25名が参加しました。
講師は千葉県内で小学生などを対象に化学実験教室や千葉サイエンススクール フェスティバル(SSフェスティバル)などに精力的に参加・活動している、千葉県立安房高等学校 化学部顧問 両角治徳(もろづみ はるのり)氏と同校化学部員が務めました。
最近、化学(理科)離れが進んでいるといわれている中、実験を通して子どもたちの化学に対する興味、関心を高めることを目的に夏休みを利用して実施する人気講座で、今年で3回目となりました。
今回の講座は、8つのミッション(実験)を班別にクリアしていく形で行われました。
(手のひらで水素爆発)
電気分解によってできた水素と酸素で手のひらにシャボン玉を作り、火を付けて音を出す「手のひらで水素爆発」(通称:水素でポン)や絵の具で色付けしながらスライムを混ぜて作る「スライム・ストライク」作りなどの実験に挑戦しました。子どもたちは楽しい実験に歓声を上げながら取り組んでいました。
(Myマドラーをつくってみよう)
それぞれのミッション(実験)は、化学部員が主となり行われ、小学生には難しい原理なども楽しく解説され、参加した子どもたちは、「化学実験」という貴重な体験を得ることができた。また、ミッションをクリアしたすべての子どもたちに「隊員任命書」が交付されました。
(化学電池をつくってみよう)
参加した子どもたちからは「手のひらの水素爆発ですごい音がしてびっくりしました。」や「ダイラタント・ミステリーで本当に水の上を歩けるのかな?と思いましたが、固くなって歩けてすごいと思いました。」などの感想が聞かれました。
(スライム・ストライク)
講師の両角先生は、「このような企画を通じて小学生に化学の良さ、楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。参加した子どもたちには、何事でも「できるかな?どうなるかな?つくれるかな?」と疑問に感じるだけではなく、今回の化学の実験のように、勉強や遊びも実践してやりとげてほしいですね。」や「今回のミッションの企画や進め方は化学部の生徒たちに任せてみました。部員たちが地元の小学生に教えることで、説明の難しさを知ったのではないかと思います。化学部員たちも今後の発表などに活かせるいい勉強になったと思います。」と語っていました。
(任命書:表)
(任命書:裏)
【館山市中央公民館 青少年教育事業】
夏休みおもしろ教室「安房高化学部探検隊Ⅱ」
目 的:小学生を対象に夏休みの期間を利用して、自然、生活などをテーマに工作、調理実習、自然体験、将棋大会を開催する。各種行事について楽しみながら学習し、自然や科学の不思議さを学ぶ機会として、また、子どもの情操を豊かに育む機会とすることを目的とする。
講 師:千葉県立安房高等学校 教諭 両角 治徳 氏(化学部顧問)
講師補助:千葉県立安房高等学校 化学部員
実験内容:01スライム・ストライク 02手のひらの水素爆発
03化学電池をつくってみよう 04イクラ(?)をつくってみよう
05Myマドラーをつくってみよう 06空気ライフル
07ダイラタント・ミステリー
08カーバイドキャノン
参加者数:25名(男15名、女10名)