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講師は7月に開催した「第38回全国高校総合文化祭」の千葉県代表で、今年度、燃料電池研究で「県教育長表彰」などを受けた、千葉県立安房高等学校 化学部顧問 両角治徳氏と同校化学部員が務めました。
最近、化学(理科)離れが進んでいるといわれている中、実験を通して子どもたちの化学に対する興味、関心を高めることを目的に夏休みを利用して実施する講座で、昨年に引き続き2回目となります。
今回の講座は、7つのミッション(実験)をクリアしていく形で行われました。電気分解によってできた水素と酸素で手のひらにシャボン玉を作り、火を付けて音を出す「手のひらで水素爆発」(通称:水素でポン)や砂鉄を混ぜて作る「ナメクジスライム」作りなどの実験に挑戦しました。子どもたちは楽しい実験に歓声を上げながら取り組んでいました。
(ペットボトル伸びるかな) (ダイラタンシーの謎)
(ガラスのマドラー作り) ⇒ 【マドラー完成品!!】
それぞれの実験は、化学部員により、その原理なども解説され、参加した子どもたちからは、「化学部の生徒に詳しく解説してもらって何でペットボトルを振ると色が変わるのかが、とてもよくわかりました。」、「『手のひらで水素爆発』の実験でシャボン玉が割れる瞬間に大きな音がしてびっくりしたけど面白かった。」、「普段、学校ではできない実験ができて楽しかった。来年もまた来たいです。」などの感想が寄せられました。
(ナメクジスライム) (手のひらで水素爆発)
(振ると色が変わる水) (カーバイドキャノン)
講師の両角氏は、「このような企画を通じて小学生に化学の良さ、楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。近い将来、参加した子どもたちの中から安房高の化学部に入部してほしいですね。」や「化学部の生徒たちが、地元の小学生に教えることで、説明の難しさを知ったのではないかと思います。化学部員たちも今後の発表などに活かせるいい勉強になったと思います。」と語っていました。
(ミッションをクリアした、参加者に任命証が渡されました)
【館山市中央公民館 青少年教育事業】
夏休みおもしろ教室「安房高化学部探検隊Ⅱ」
目 的:小学生を対象に夏休みの期間を利用して、自然、生活などをテーマに工作、調理実習、自然体験、将棋大会を開催する。各種行事について楽しみながら学習し、自然や科学の不思議さを学ぶ機会として、また、子どもの情操を豊かに育む機会とすることを目的とする。
講 師:千葉県立安房高等学校 教諭 両角 治徳 氏(化学部顧問)
講師補助:千葉県立安房高等学校 化学部員 14名
実験内容:①ペットボトル伸びるかな ②ダイラタンシーの謎
③ガラスのマドラーづくり ④ナメクジスライム
⑤手のひらで水素爆発 ⑥振ると色が変わる水
⑦カーバイドキャノン
参加者数:37名(男21名、女16名)