長須賀地区の地域コミュニティの活性化を推進する「ふれあいサロン プリンセスの会」に随行し、佐原(香取市)のまちづくりを視察してきました。
佐原は江戸時代から昭和初期にかけて、利根川の水運で「江戸優り」となで言われ栄えた水郷の商都。市街地の中心を流れる小野川沿いに歴史的な町並みが広がっています。
この町並みを有する地区全体が重要伝統的建造物保存地区に指定され、江戸情緒漂う町並みを保存・活用し、日本の原風景ともいえる空間を創造して、交流人口の拡大・地域の活性化を図っています。
そんなまちづくりの最前線を担っているのがNPOや「佐原おかみさん会」など市民の方々。
今回の研修会でも市民ボランティアのガイドさんが、丁寧に佐原のまちを案内してくれました。
ガイドの方のお話によると、昨年の東日本大震災では、震度6の強い揺れに襲われとの事。
屋根に被害の出た家屋がかなりあったようで、一年経った今も修理が行われていました。
また、「佐原おかみさん会」が中心となって、まち全体を博物館とする「佐原まちぐるみ博物館」も展開され、商家の蔵などを公開し、昔から伝わる調度品を公開し、訪れた方々の佐原のまちに対する理解を深めてもらおうと努力をされています。
今回、佐原を訪れた「ふれあいサロン プリンセスの会」の皆さんの地元・長須賀地区も、かつて海路による水運を活用し、問屋街・商店街として栄えた地域。
今でも佐原のような古い商家が残されていて、当時の様子を懐かしく思い起こされた方もいらしたことでしょう。
長須賀地区でも、歴史的建築物を保存・活用した、佐原のような地域ぐるみの取り組みが始まると楽しそうですね。