2012年2月24日

シリーズ安房国礼観音(^^)第十五番 高照寺!!


こんにちは(・∀・)☆

今日の関東は今年1番の暖かさみたいですよ!!
そろそろ春が近づいてきましたかね(^^)♪


今日の安房国礼観音は
『第十五番 高照寺』を紹介いたします!!



   高照寺
      (こうしょうじ)
   曹洞宗
      (そうとうしゅう)
山号:大嶺山高照寺
本尊:十一面観世音
住所:南房総市山田1162
電話:0470-58-0743





ご詠歌:大杉へ きいてたずねて きて見れば ほとけのちかい あらたなるもの

 
 口伝では、『創立年代代103代後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)
長享三年(1489)頃、大字山田の川名啓家初代が開基として
戒名を授けられ“高照寺殿實叟浄心大居”として祀られている』と言われていますが、
同家の古文書によると、川名藤七郎が永禄年間(1558~1570)に
高照寺を建立したと言われています(^^)♪ 


 高照寺の本尊は、地蔵菩薩です(・∀・)
高照寺は、安房国百八ヶ所地蔵菩薩の二十九番、
平群二十一ヵ所大師の二十一番の礼所になっていますが、
安房国礼観音巡礼の十五番礼所になったのは、
大椙山椙福寺で、ご詠歌にもある通り大椙山(大杉山)と呼ばれていました☆
古くは山頂の御堂に行基菩薩作の十一面観世音が安置されていたが、
大正七年(1918)に高照寺境内に移ったとされています(・∀・)!!
  (地蔵菩薩=大地の全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、
   救うところから名づけられたとされています。一般的には『子どもの守り神』として信じられており、
   よく子どもが喜ぶお菓子が供えられています。親しみをこめて、『お地蔵さん、お地蔵様』と呼ばれています。)

十一観世音が地蔵菩薩の大錫杖(おおしゃくじょう)を持つことで、
観音と地蔵の両方の救済を兼ね備えると解釈されているそうです(°∀°)!!

高照寺には、永享三年(1431)の銘がある椙福寺の鰐口も保管されています♪
    (鰐口=神社仏閣の堂前に、布を編んだ太い綱とともに
     つるしてある円形の大きな鈴。中空で下方に横長の裂け目がある。
     参詣者が綱を振って打ち鳴らすもの)



高照寺がある御殿山は、富山、伊予ヶ岳と並んで
富山三山といわれる安房の明峰とされています(^^)♪

いくつかある登山ルートの中でも、高照寺から登るお寺ルートは
一番眺めもよく人気があるようです☆

 御殿山は里見氏が当地で鷹狩りをした際、
御殿を作ったのが山の由来だそうです♪




 


シリーズ安房国礼観音も
中盤に差し掛かってきました(・ω・`)

まだまだ知りたいことがいっぱいあります!!

歴史って奥が深いですね(^∀^)!!