2012年2月21日

古文書講座での大事件(?)

以前のブログでもご紹介したとおり、博物館本館では毎月、歴史教室「古文書を読んでみよう」を開催しています。

岡田主任学芸員が担当するこの講座は、毎年大変人気が高く、リピーターの方も数多くいらっしゃいます。
今年も、約50名の方が受講するクラスが、土曜午前・午後および火曜と3クラスあり、合計150名近くの方が、古文書の読み方を勉強しています。

長年続いてきたこの講座ですが、実は今月、大事件(?)が起きました!
なんと、新人学芸員である私が、講義を担当したのです・・・。

今年度の初回から助手(見習い)として、講座に参加してはいたものの、皆さんの前に立って
講義を行うのは今回が初めて!

しかも、この講座は、すべての文字(くずし字)を黒板に書くことに特色があります。
つまり、テキストとして使用する古文書にあるすべての文字のくずし方を解読し、その書き順を受講生の皆さんの前で再現しなければならないのです。

講義に備え、くずし方を何度も書いて予習・・・

というわけで、大変な緊張とプレッシャーの中、3回の講義に臨みましたが、受講生の皆さまは
とても温かく迎えてくださいました。
間違いを指摘してくださったり、アドバイスをいただいたり・・・。
最後には、拍手までしていただき、本当に感動です!!


まだまだ修行が必要です


受講生の皆さまには、分かりにくい講義でご迷惑をおかけしました。
今後、一層精進していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。