博物館本館のメインテーマである「安房の歴史と文化」
渚の博物館のメインテーマである「房総の海と生活」に関わる内容で
地元の研究者や安房地方を研究している研究者が講師となり、各分野にわたってわかりやすく講演します。
(安房学講座、今後の予定についてはこちらをご覧になってください。)
6月7日(土)、第1回安房学講座が開催されました。
今回は「東京湾と里見氏」についてです。
講師は館山市立博物館 岡田館長
雨の中たくさんの方が参加してくれました。 |
里見氏は戦国時代に、10代170年間にわたって南房総を支配した武将です。徳川時代には、12万石の領地をもち関東最大の外様大名になりました。
里見氏が勢力を伸ばせたのは、房総の水軍を手に入れたからです。東京湾の制海権を争い、対岸と対立し、東京湾という海の戦国武将になりました。
徳川家康は、江戸への海路である東京湾の入り口を強力な水軍で抑えていた里見氏を警戒し、伯耆国(鳥取県の西部)へ移封しました。
今年は里見氏が安房を去って400年になります。(平成26年9月)
各地で里見氏が取り上げられ、関心が高まっているようです。
当博物館も「里見氏安房国替400年特別展」とし2期にわたって展示を行います。
第Ⅰ期 9月6日(土)~10月19日(日)
第Ⅱ期 2月14日(土)~3月22日(日)
是非こちらも足を運んでみてください!
次回安房学講座は
7月5日(土) 「後藤忠明の彫刻と人物像」
講師には君津市立久留里城址資料館 布施慶子氏をお迎えします。
お問い合わせ:館山市立博物館 TEL23-5212