2012年9月28日

平成24年度グリーティングカード交流事業について

館山市教育委員会では、子ども同士の国際的な友達の輪を広げ、お互いの文化や生活ぶりを理解しあい、国際的な視野を広めることを目的に、楽しく手軽にできる国際交流として毎年ベリンハム市とのグリーティングカード交換事業を実施しています。
コンテストはこの事業の一環で、平成7年から始まり、今年度で18年目を迎えました。

9月13日(木)に館山市コミュニティセンターでグリーティングカードコンテストの審査を行いました。
館山市内の3年生以上の小学生から寄せられた110点の作品の中から、館山第2中学校の高橋敦子先生が審査し、最優秀賞1点、優秀賞2点、優良賞7点を選出しました。

結果は次のとおりです。

<最優秀賞>
 船形小学校 6年  本澤 果恋( ほんざわ かれん)さん

<優秀賞>
 北条小学校 3年  鈴木 萌馨 (すずき もえか)さん
 船形小学校 3年  間立 玲奈 (まだて れな)さん

<優良賞>
 館山小学校 6年  小滝 万里亜 (おだき まりあ)さん
 北条小学校 6年  小林 美聖 (こばやし みさと)さん
 北条小学校 6年  加藤 瑞稀 (かとう みずき)さん
 那古小学校 6年  三平 桃香 (みひら ももか)さん
 豊房小学校 5年  石渡 倫子 (いしわた りんこ)さん
 豊房小学校 4年  片山 あい (かたやま あい)さん
 館野小学校 5年  佐久間 惇世( さくま あつよ)さん

9月26日(水)に館山市役所で入賞者の表彰式を行いました。


それでは、入賞した皆さんの作品を個別にご紹介いたします。
最優秀賞・優秀賞の作品には、高橋先生の講評がありますので、あわせてご紹介いたします。

<最優秀賞>
 船形小学校 6年  本澤 果恋( ほんざわ かれん)さんの作品
<高橋先生の講評>
カードの中で本の栞が出し入れできるようになっていて、カードとして送るだけでなく、使ってもらえる一品が添えられている点が素晴らしいアイデアだと思いました。
グリーティングカードは人に贈るものなので、丁寧につくることが基本なのですが、このカードは壊れてしまわないように、糊付けがしっかりされていて、とても完成度の高い作品となっています。


<優秀賞>
 北条小学校 3年  鈴木 萌馨 (すずき もえか)さんの作品
 <高橋先生の講評>
 飛び出すカードを作った子どもたちの中で、一番難しい技法で作られています。
とても丁寧な作りになっていて、一番技能の高いカードと言えると思います。


<優秀賞>
 船形小学校 3年  間立 玲奈 (まだて れな)さんの作品
 <高橋先生の講評>
赤いセロハンを用い、昼間の富士山と夕焼けの富士山の両方を表現しているところが、すごいアイデアだと思いました。
また、富士山の歌が音符入りで書かれていて、ベリンハムの子どもにも曲がわかるよう工夫されているところは、ほかの作品にはない素晴らしいアイデアでした。


<優良賞>
 館山小学校 6年  小滝 万里亜 (おだき まりあ)さんの作品


<優良賞>
北条小学校 6年  小林 美聖 (こばやし みさと)さんの作品


<優良賞>
北条小学校 6年  加藤 瑞稀 (かとう みずき)さんの作品

<優良賞>
那古小学校 6年  三平 桃香 (みひら ももか)さんの作品

<優良賞>
豊房小学校 5年  石渡 倫子 (いしわた りんこ)さんの作品

<優良賞>
豊房小学校 4年  片山 あい (かたやま あい)さんの作品


<優良賞>
 館野小学校 5年  佐久間 惇世( さくま あつよ)さんの作品

全110作品に対する高橋先生の講評は次のとおりです。

日本の景色や日本の遊びが表現されたり、折り紙が折られていたりして、丁寧にカードが作られていました。
昨年に比べ、館山市というよりも日本を意識して作られたカードが多いように思われます。
小学校で英語教育が始まり、一生懸命英語でメッセージを書いていた子どもが多くて驚きました。
また、館山市のマスコットキャラクター、ダッペエがよく使われていて、ダッペエが子どもたちの間にとても浸透していると感じました。

このブログで全ての作品をご紹介することはできませんが、10月4日(木)から10月14日(日)まで「渚の駅たてやま」に全作品を展示いたしますので、館山の子どもたちが思い思いに製作したカードを、是非見にいらしてください。

なお、展示が終了した後、全作品はベリンハム市に送られ、今度はベリンハムの子どもたちから110人の子どもたち一人ひとりに返事をもらうことになっています。

ベリンハムの子どもたちが製作した本場のグリーティングカードも今後展示する予定です。
展示期間や展示場所等は新聞等でお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに♪

2012年9月25日

この本あります!

館山市図書館でTVドラマの撮影が行なわれました。

放送ご覧いただけたでしょうか?

女優篠原涼子さんに書いていただいた色紙と

ドラマの原作の図書です。

「あの頃の誰か」 東野圭吾 著 光文社 2011年

図書は図書館にて閲覧・貸出できます!




 

2012年9月19日

チェロ&ピアノ デュオコンサートが開催されます。

林峰男&半澤美緒子 チェロ&ピアノ デュオコンサートが開催されます。
◆PROGRAM◆
♪チェロ・ソナタ6番
アダージョ・アレグロ…ボッケリーニ
♪チェロ・ソナタ3番
op.69…ベートーヴェン
♪夢のあとに…フォーレ
♪月の光…ドビッシー
♪ロンド…ドヴォルザーク
♪グラン・タンゴ…ピアソラ

日時:平成24年10月20日(土) 18:30開演
 
入場料:一般3,000円 学生1,500円

会場:千葉県南総文化ホール 小ホール

主催・お問合せ:クオーレ企画・半澤美緒子ピアノ会 TEL0470-23-3158

後援:館山市教育委員会・館山音楽鑑賞協会・南総文化ホール友の会

チケット販売所:千葉県南総文化ホール・宮沢書店・松田屋楽器店・サウンド ニュー カミヤマ 

2012年9月16日

わらべうたの会 

図書館ではわらべうたの会を開催しています。
ママ・パパ・ばあば・じいじといっしょに
ゆっくり、楽しいひと時を。


毎月第2金曜日 
①ねんね 午前10:30~ 0歳~1歳半ぐらい
②たっち 午前11:00~ 1歳半~2歳ぐらい

場所 館山市図書館 集会室

日程等変更になる場合があります。
ホームページでご確認ください。


2012年9月14日

千葉大生からの贈り物~まちなか塾CM DVDが届きました~

参加した子ども達のために、
3作品のCMが収録されたDVDが千葉大学より届きました。

参加者や保護者の方から、
「いつ届くのかしら??」
「楽しみに待ってるよ」と、いわれましたが先日いただくことができました。

受け取ったとき、びっくり(・o・)!!

パッケージがひとりひとり違う!!

子ども達がCM作製をする上で、自分で描いたイラストが。

世界にひとつだけのDVDができました。

子どもたちが自分で描いたイラストが表紙に!!
それぞれのお店や、子ども達の個性が光る作品です

中に入っているDVDには、
当日の子ども達が頑張っている様子や最後にとった集合写真などがのっており、思い出がたくさんつまったものになっていました。

千葉大生の皆さんのお心遣いに感謝です。
ありがとうございます。

子ども達にとって、たくさん学び・遊んだという思い出の「宝物」になりますように。
☆1日目の様子はコチラから↓↓☆
http://tateyamals.blogspot.jp/2012/08/1.html

☆2日目の様子はコチラから↓↓☆
http://tateyamals.blogspot.jp/2012/08/cm.html

☆子ども達が作ったCM↓↓☆
http://www.city.tateyama.chiba.jp/syougaigaku/page100035.html

2012年9月13日

第5回中央公民館「ふるさと講座」を開催!

 中央公民館主催講座「ふるさと講座」の第5回をコミュ二ティセンターと鴨川市貝渚の白幡神社で開催しました。
 ふるさと講座は年間を通じてふるさとに潜在する地域資源について知りたい学びたい市民を対象に開催している教養講座。
 今回は講師に日本民俗学会会員の田村勇氏をお招きしまして「房総にあるもうひとつの獅子舞」とのテーマで開催しまして42名の皆さんに参加いただきました。

講義中の田村勇氏

  房総には太神楽の流れをくむ獅子神楽舞とカッコ(鞨鼓)と呼ばれる三匹獅子舞があることが知られてきました。今回はこれとは系統を異にする鴨川にあるお練り(行道)獅子系統の獅子舞を取り上げました。

 講座概要

 映像を用いてまず、獅子舞の系統について紹介し、そして房総の獅子舞について説明をして、さらにその中の房総にあるお練り系獅子舞の事例について種類や特徴を解説しました。お練り系の獅子には頭のほか剣や尾などと称するものが付いているのが特徴であります。
 獅子は仏教により日本に伝来したものであり、仏教伝来とともに神仏習合の教義が行なわれ、やがて獅子そのものが権現として信じられるようになり獅子の道行き(お練り)が神輿と同様、神聖視され、山車物と呼ばれる祭りの行列の先陣をつとめたり、お練り系(行道)獅子の芸能を育むことになりました。

 現地学習

 獅子の信仰の理解を深めるため鴨川市の白幡神社でお練り系の獅子舞を見学しました。
 白幡神社のある川口大浦地区は漁業の町として榮えた。魔除けとして獅子が奉納され家内安全、商売繁盛、無病息災など祈願しています。
 獅子舞は宮出しから始まり、木遣り歌とともに1匹に10人の氏子がつき雄獅子と雌獅子が社殿に向かって並びます。木遣り歌が終わると2匹の獅子は円を描くように勢い良く舞う「獅子廻し」を行います。
 その後獅子を先頭に神社を後にして街中にある屋台まで練り歩き獅子頭を納め、街中を巡行します。
 その後、鴨川市市民ギャラリーにて前原地区日枝神社の獅子頭を見学しました。
 参加者からは、「こうした機会がなければ見られなかった。貴重な体験ができてうれしかった。」「館山の獅子とも違い、祭りも興味深く見られた。」など好評であった。

白幡神社 御祭神 日本武尊
源頼朝が安房に上陸して本社に祈り白幡を奉納したことに由来する


木遣り歌を歌う氏子たち

社殿に並ぶ2匹の獅子


迫力ある獅子廻


屋台に納めた獅子頭

白幡講団長宅前で舞う獅子

前原地区日枝神社の獅子頭

  第6回ふるさと講座のご案内

  日 時:平成24年10月27日(土) 10:00~16:00                 
  演 題:「安房の観音霊場と巡礼道」
  講 師:館山市文化財保護協会 会員 清水 信明 氏      
  会 場:コミュニティセンター、南房総市石堂、南房総市山名
  費 用:現地学習参加者 25円(傷害保険料                                                               

2012年9月12日

「洲崎のミノコオドリ」と「神余のかっこ舞」が出演! 関東ブロック民俗芸能大会

関東ブロック民俗芸能大会は、全国を5ブロック(北海道・東北、関東、近畿・東海・北陸、中国・四国、九州)に分けて開催されているブロック別民俗芸能大会の一つで、関東1都6県に山梨県、長野県、新潟県、静岡県を加えた11都県の持ち回りで開催されています。

この大会は、昭和34(1954)年から開催され、地域的特色の顕著なものや伝統ある民俗芸能を公開することで、各地における保存・伝承活動の活性化に寄与することを目的としています。


第54回関東ブロック民俗芸能大会では、国指定重要無形民俗文化財2件を含む7演目が披露され、千葉県を代表し、館山市の「洲崎のミノコオドリ」と「神余日吉神社のかっこ舞」を継承する2団体が出演します。





◆ 日時10月14日(日) 12時30分~17時 開場12時

◆ 会場千葉県南総文化ホール(大ホール)
        館山市北条740-1 TEL0470-22-0701

◆ 観覧料/無料

◆ 演目

   洲崎のミノコオドリ/館山市:国記録選択・県指定
   根知山寺の延年/新潟県糸魚川市:国指定
   雨宮の神事芸能/長野県千曲市:国指定)
   美和神社の太々神楽/山梨県笛吹市:県指定
   葛西の里神楽/東京都江戸川区:都指定
   多古白山神社の小田原囃子/神奈川県小田原市:県指定
   神余日吉神社のかっこ舞/館山市:市指定

◆ 主催/千葉県教育委員会・第54回関東ブロック民俗芸能大会実行委員会
       文化庁補助事業
◆ 共催/館山市・館山市教育委員会、千葉県南総文化ホール
◆ 協賛/全国民俗芸能保存振興市町村連盟

◆ 問合せ先/千葉県教育庁教育振興部文化財課文化財保護室
                                TEL043-223-4082

◆ 関連記事

・明治神宮大祭で館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」が奉納されました。(2012.5.5)
第54回関東ブロック民俗芸能大会 10/14(日)南総文化ホールで開催決定‼ (2012.7.4)
・ 平成24年 館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」 (2012.7.21)
・ 平成24年 洲崎神社例大祭で千葉県無形民俗文化財「洲崎のミノコオドリ」が奉納されました!   (2012.8.21)

2012年9月9日

第3回たてやまオープンカレッジを開催!

館山市中央公民館・中央学院大学共催講座「第3回たてやまオープンカレッジ」を9月8日(土)中央学院大学館山セミナーハウスを会場に開催しました。
たてやまオープンカレッジは、市内にセミナーハウスがある縁で中央学院大学の協力をいただき開催している事業で今年で2年目です。
「様々なことに興味・関心を持ち心豊かな人生を」を共通テーマに年全6回開催しています。
今回の講師は、中央学院大学法学部専任講師の田部井彩さんをお迎えして「まちづくりと法」をテーマに開催。市民ら33名の皆さんに参加していただきました。
今回講師「田部井彩」先生
講座概要
『まちづくり』に密接に関係している法令について説明していただきました。
まちづくりというと抽象的ですが、まちづくりをしていくためには「都市計画」、「環境」、「地域振興」、「福祉」、「防災」など様々な要因が関係しています。日本には、都市計画に関連する法律が約70あり、特にその中心的な法令が都市計画法と建築基準法。今回はその特徴などについて、外国(ドイツ)の法令と比較しながら説明していただきました。
◆日本の都市計画関連法令の特徴(問題点)
・個人の財産権(土地所有権)を手厚く保護。規制が必要最小限。
・指定されている都市計画区域は日本全国土の1/4であり人口の9割が集中。
・細かな法令が多いが問題が発生するたびに制定、一貫性がない。
・個人の財産権を保護していることから開発行為に対し規制が弱く、抜け穴も多い。
・低層の住宅地にいきなりマンションが建つが法的には問題ないことが多い。
◆ドイツの都市計画
・日本の都市計画法と建築基準法両方を踏まえたような「建設法典」がある。
・自治体ごとにFプランと呼ばれる土地利用計画を策定。
・Fプランに基づいたBプラン(地区詳細計画)を策定。
※建物の形、屋根の勾配や向き、樹木の位置までを計画するもの。
・策定には議会、住民の参加が不可欠。
・計画段階から関与することで強い規制も受け入れられ易い。
・結果的に策定された計画とおりに街並みが創られていく。

講義の様子
テーマは少し難しかったのですが、参加者の皆さんからは「普段あまり考えたことも無かったが生活にすごく密接に関係していることだと思った」、「難しいテーマを丁寧に教えてくれたので分かり易かった」、「都市計画は国、自治体などの役割という認識であったが住民参加が促進されなければならないと感じた」など、たくさんの感想をいただきました。

都市計画を行う上で、全くの更地に何かを創っていくことは簡単ですが、現実には、現在済んでいる人とそれぞれの地域で営まれる生活の形態、建っている建物や様々な施設、道路、地域性など色々な要因があり一口には語れないということが分かりました。
今後、住みよい『まち』を創っていくためには、50年100年という長い期間を想定しながら、行政、住民が協力しあっていかなければならないテーマであると考えさせられる講義となりました。


第4回たてやまオープンカレッジのご案内
 日 時:平成24年11月10日(土) 13:30~15:30
 演 題:株式とは何か?
 講 師:中央学院大学 商学部 増尾 賢一准教授
 会 場:中央学院大学館山セミナーハウス
 費 用:資料代100円

2012年9月7日

小学生手作りCMお披露目♪~たてやま まちなか塾~

先日、「たてやま まちなか塾」で作製したパラパラCM。
大変お待たせいたしましたが、やっとみなさんにお披露目することができました!!

子ども達が1から作った作品を、是非ご覧ください。

館山市HP(URLをクリックすると、動画があるページにとびます)
http://www.city.tateyama.chiba.jp/syougaigaku/page100035.html

作製の過程はコチラからどうぞ☆
子ども達が、頑張って作っている様子をご覧ください。

千葉大生の皆さんの「子どもたちに、まちづくりの楽しさや親しみを感じてもらいたい」という思いがたくさんつまったこの企画。
子ども達にしっかり届いたからこそ、素晴らしいCMができたのではと思います。

参加してくれたお子さんも、暑い中頑張ってくれました。

これからも楽しく学ぶことができるイベントを行なう予定ですので、どうぞお楽しみに!!



2012年9月1日

第4回 安房学講座 「コルバン夫人と秦呑舟」 開催!!


本日も引き続き、博物館実習中の4人がお送りします。

9月最初の土曜日の今日は、第4回目の安房学講座 「コルバン夫人と秦呑舟講師に平本紀久雄先生(千葉の海と漁業を考える会代表)をお迎えしました。

午前中は準備作業。会場設営や資料の印刷・配布準備作業を、安房学講座実行委員会の皆さんと行いました。


何人来るかな?

準備完了!

午後から講座開始!!
平本先生は、イワシの生態学など主に水産業関連の御研究で有名です、今回の内容は明治~大正時代における房州のキリスト教伝道に関するお話でした。





数いる房州キリスト教伝道の先達たちがいる中で、旧土佐藩主の山内容堂の典医である秦呑舟は夫人に支えられ受洗し、多忙な中、伝道活動に尽くしました。その後に健康を害し、静養のために房州に移住しました。明治後期には内村鑑三などの著名な説教者が訪れ、村はクリスチャンの様相を呈する盛況だったといい、大正12年6月15日、74歳で亡くなりました。


また、今回の講座のもう1人の主役であるコルバン夫人は、房州へのキリスト教伝道に最も尽くした人物と言われています。夫人は英国・ウェールズ出身で、来日当初は医療伝道に携っていましたが、夫の療養のために房州北条町へやってきました。大正7年から宣教師として房州で活躍したといいます。房州に計四つの教会を建てるなどして、教育活動へも尽力しました。


明治~大正時代にかけての南房総は、療養地や静養地としてのイメージが強かったのですが、この頃に医療や教育普及、福祉などが整備されたと同時に、キリスト教が人々に大きな影響・足跡を残した歴史を知ることができました。
また、参加者の皆さんからは、教会の日曜学校などの思い出を話してくださる方もおり、現在に至るまで深く房総の歴史や暮らしの一部として人々の中に残っているのだなと感じました。



次回 『第5回 安房学講座』のご案内
日時:10月20日(土) 13:30~
演題:安房地域の地質と火山灰層の追跡
講師:千葉県立館山総合高校教諭 黒川 彰 氏 
会場:“渚の駅”たてやま 海辺の広場レクチャールーム



南総文化ホールで、公益社団法人日本青年会議所関東地区千葉ブロック協議会が「第45回会員大会・館山大会 やんべぇ館山」を開催

「青年会議所」とは全国各地で活躍する青年経済人の団体です。

公益社団法人日本青年会議所関東地区千葉ブロック協議会が1年に一度、会員を一堂に介し様々な行事を通じて親睦を深め、その地域とも連携して行うのが「会員大会」です。

館山で開催されるのは約30年振りとのことで、誰でもが参加できるプログラムが、たくさん用意されていました。

今日1日、南総文化ホールと芝生広場、館山市コミュニィセンターは大賑わいです。



芝生広場にはご当地グルメが大集合


小ホールには
20を超える千葉県内のマスコットキャラクターが大集合


マスコットキャラクターの大トリは、我らが「ダッペエ」
チーバ君とともに大きな歓声を浴びていました。


真夏の館山を彩る全国学生フラメンコ連盟が情熱の舞を披露
酷暑の中、ありがとうございました。

防災の日―大正12(1923)年9月1日午前11時58分「巨大地震」発生

今から89年前の大正12(1923)年9月1日午前11時58分に発生した、相模湾北部を震源としたマグニチュード7.9の大地震。

神奈川県、千葉県南部、東京、伊豆大島では震度6の揺れを感じ、地震による倒壊と、ちょうど昼食時だったため、家々から火が燃え広がったことなどから、東京の下町を中心に多くの犠牲者がでました。

死傷者は246,530人を数え、被害総額は当時の国家予算の1.5年分とも言われています。

房総半島南部の安房地域は、震源地に近いことから被害も多く、死者は1,206人、全壊家屋は10,808軒を数える大きな被害を受けました。

震源地に近い鏡ヶ浦(館山湾)に面した、北条町(現在の館山市北条地区)では1,616戸のうち1,502戸(約93%)が、


倒壊した安房郡役所(現在の館山市北条地区)
北条町の死者は230人。

館山町(現在の館山市館山地区)では1,678戸のうち1,455戸(約87%)が、軟弱な地盤のために全壊しました。


倒壊した家屋(現在の館山市館山地区)
館山町の死者は116人を数えた。


北部の那古町(現在の館山市那古地区)でも900戸のうち870戸(約97%)が全壊し、



那古町(現在の館山市那古地区)寺町通りの倒壊した家屋
那古町の死者は125人。

大改修が終わったばかりの那古寺観音堂に大きな被害がありました。


大震災直後の那古寺観音堂

また船形町(現在の館山市船形地区)では、地震による倒壊とその後の火災による焼失が重なり、1,178戸のうち625戸が倒壊し、340戸が焼け落ちました。


船形町(現在の館山市船形地区)の火災被害の状況
死者は133名。

南部の富崎村(現在の館山市富崎地区)では、9mの津波が襲い、70戸の家が流失しました。また、この地震による地殻変動によって海岸が隆起し、相浜の港では船の航行ができなくなりました。


富崎村(現在の館山市富崎地区)布良の津波被害の状況
富崎村の死者は1名

鉄道網や道路網の寸断により交通が断絶し、さらに、東京・横浜などの大消費地の被害とその混乱などから農産物・海産物が売れなくなり、館山の第一次産業に一層の打撃を与えました。


北条町の道路にできた亀裂


現在の内房線九重駅-千倉駅間の鉄橋落下の様子


◆ 関連記事
防災の日特集1 「南房総の地震隆起段丘」1(2011.9.1)
防災の日特集2 「南房総の地震隆起段丘」2(2011.9.2)
防災の日特集3 「関東大震災-館山の被災者の恐怖の体験談」(2011.9.14)
・ 防災の日特集4 「関東大震災と学校の被害」 (2011.9.20)