2015年4月25日

後藤義光展ギャラリートークを開催しました!

 ただいま渚の駅(渚の博物館 2階企画展示室)では後藤義光生誕200年記念企画展「房州彫物職人の技」を開催中です!
 それに関連して、本日4月25日(土)にギャラリートークを開催しました。
 講師は寺社彫刻研究家で彫刻家でもある稲垣祥三氏です。

講師の稲垣祥三氏
後藤義光は文化12年(1815)に千倉に生まれ、江戸で彫物大工として修行を積むと、三浦半島周辺で実績をあげて房州に戻り、多くの作品を残しました。
 今回の展示では、後藤義光が実力を世に知らしめたとされる神奈川県の叶神社(横須賀市)や、洲崎神社(横浜市)の作品も展示しています。

金色の獅子頭(洲崎神社蔵)について解説中
円蔵院(南房総市)所蔵の誕生仏。天と地を指さしています。
「天上天下唯我独尊」
義光は神社仏閣の彫刻を数多く手がけましたが、個人のお宅の仏壇や置物なども制作しています。
 
 
 
 
 蓮の葉っぱをモチーフにした親子亀のついたお盆や、本物そっくりの牛や蛙など、その種類は様々です。
 普段使いしていたり、所蔵者の家で玩具として使用していたという作品もあり、実用性を兼ねたしっかりした作りであることがわかります。

沢山の方にご参加いただきました!
  今回のギャラリートークは100名を超える方にご参加いただき、大盛況のうちに終了致しました。
 
 まだ展示をご覧になっていないという方は、お誘いあわせのうえぜひお越しください!
 入館料は無料です!

 展示は5月24日(日)まで開催しております。

※休館日:4月27日(月)

ただし

神輿5月4日(月)まで
獅子頭(横浜市・洲崎神社)は5月14日(木) まで


の展示となります。ご注意ください。




館山市ホームページでのご紹介
後藤義光生誕200年記念企画展「房州彫物職人の技」

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後藤義光展、開催中!