2015年5月6日

柱の傷はおととしの♪


日に日に暑くなってきていますね。季節はもう初夏の陽気です。つい先日、雪が降ったというのがまるで嘘のようです。

さて、以前のブログ記事で、博物館では季節ごとに展示を変えているという事をお伝えしましたが(詳細はコチラ)、今月も季節にちなんだ展示を追加いたしました。

今月は五月。五月といえば、こどもの日―端午の節句ですね。


という訳で、現在博物館2階の民俗展示室では、五月飾りを展示中です!


様々な五月飾りの数々。
古来、端午は五節句の一つの宮中行事でした。それが年代を重ねるごとに民間に伝承され、現在のように人形や幟旗を飾ったりするようになったそうです。その家の男児が強く健康に育つようにとの願いを込め、武士の象徴である鎧兜などを飾るようになったのが、現在の五月飾りの原型だそうです。


小さくても精巧に作られています。
ちなみに金太郎を飾るのは、昔話の金太郎のように、強くたくましく育って欲しいとの願いからだそうですが、金太郎の代わりに桃太郎を飾る場合もあるようです。どちらも強い男の子の象徴だからでしょうか。


当館の五月飾りは、定番の金太郎からミニチュア甲冑、太閤殿下と加藤清正といった武将の人形がずらりと並んでいます。熊の代わりに鹿にまたがっている、ユニークな金太郎さんもいらっしゃいます。


鹿にまたがり…?!


皆様、GWはいかがお過ごしでしょうか?GW中のお出かけに、当館の五月飾りを是非見にいらして下さいね!皆様のご来館をお待ちしております!