今回、命をテーマとしたミュージカル『ぞうれっしゃがやってきた』の上演をします。『ぞうれっしゃがやってきた』は名古屋の東山動物園での実話をもとにつくられた作品です。
日時:平成25年8月25日(日) 14:00開演 入場無料
会場:千葉県南総文化ホール 大ホール
主催:鴨川少年少女合唱団
後援:鴨川市・鴨川市教育委員会・館山市教育委員会・南房総市教育委員会・鋸南町教育委員会・他
問合せ:鴨川少年少女合唱団事務局 TEL 04-7093-0041
『ぞうれっしゃがやってきた』あらすじ
昭和12年。サーカスが名古屋の街にやってきました。子どもも大人も大喜び!中でも1番の人気は4頭の象でした。見事な曲芸でお客さんは大喜び。その様子を見ていた名古屋の東山動物園の園長。見事な曲芸をする象を動物園に譲ってくれるよう頼みました。その頃の日本は中国と戦争を始めた頃で、「サーカスにいるよりも動物園にいる方が平和に暮らせるだろう」とサーカスの団長は考え、象を動物園に譲る決心をしました。象を我が子のように可愛がっていた象使いの娘達は深く哀しみました。
やがて戦争が激しくなり、動物園では動物たちが次々と殺されていきました。そんな中4頭のうち2頭の象も死んでしまいました。けれども2頭は生き残り、そのことが東京の子どもたちの間で話題になりました。実は上野動物園にも3頭の象がいたのですが、軍の命令で殺されてしまい「本物の象が見たい」「東山動物園に象を貸してくれるように頼もう」と子どもたちがお願いしました。しかし弱っている象を東京までつれていくことは無理です。
しかし、子どもたちの強い願いを聞いた国鉄が象を見るための『ぞうれっしゃ』を走らせてくれることになったのです。日本各地から2頭の象に会うため子どもたちを乗せた特別仕立ての『ぞうれっしゃ』が名古屋に向かって走り出しました。