講座は、午前の部、午後の部にわけ、午前の部では、同大学の清本 正人 准教授が講師を務め、海の生き物と種類、顕微鏡の使い方の説明をした後に、ウニに薬剤を注入して、卵を産ませ、細胞分離し、プルテウス幼生(ウニの原基の状態)を顕微鏡で観察しました。
午後からは、同大学の服田昌之准教授が講師のもと、魚の(エイ、サバ、アジなど)口、ヒレなどの使い方を説明し、その後実際に魚にハサミを入れ、解剖を行い、各部位の位置を確認して体の仕組みを学習しました。
参加した子どもたちからは、「ウニの幼生を顕微鏡でみることができました。トゲや足がよく見えました。」や「魚の解剖は最初気持ち悪いと思っていたけど、解剖してみて、魚の部位の位置などいろいろ知ることができて、面白かったです。」などの声が聞かれました。
(ウニの骨を光らした様子)
(解剖結果)
講師を務めた、清本氏は、「子どもたちが、日ごろ出来ないことを経験させることができたのではないかと思います。海の生き物について少しでも興味をもってもらえたら、嬉しいです。」と語っていました。
【館山市中央公民館
青少年教育事業】
「大学ジュニアサイエンス」海の生き物を科学する
~プランクトンの世界、解剖してわかる魚のくらし~
目 的:地域の中の豊かな自然を体感する機会、また、実験を通して生物について学ぶことを目的とする。
主 催:館山市中央公民館、お茶の水女子大学
講 師:お茶の水女子大学 清本 正人 准教授 服田 昌之 准教授
総 数:12組 19名(男6名 女13名)