雛人形の展示を行っています。
2F民俗展示室にて展示中! |
パステルカラーが可愛い掛軸 |
皆様のご家庭では男雛と女雛をどちらに配置しているでしょうか。
日本古来の「左上座」の考え方では、男雛が左側(向かって右)となります。
当博物館もこの形式です。
しかし、現代で販売されている雛人形では男雛が右側(向かって左)が主流です。
これは大正天皇が即位する際に、西洋の「右優位」の考えを取り入れ、右側にお立ちになったことが由来とされています。これ以降、雛人形も男雛が右側になることが多くなったのです。
「女性は男性の三歩後ろを歩くべき」という言葉もあり、男女の立ち位置だけでも前後左右で色々とややこしい事になっていたことが分かります。
現代では「好きな人のそばに居られれば場所なんてどこでも構わない」という方が多いと思いますが、これを機会に立ち位置を意識してみるのも良いのではないでしょうか。
※ちなみにこの位置関係は、恋人に限りません。上司部下・家族・友人その他どんな人間関係にも応用可能です。ご安心下さい。