館山市中央公民館の「ふるさと講座」(6回目)が11月16日(土)に館山市コミュニティセンターを会場に開催されました。
講師には、日本民俗学会 会員 田村 勇 氏を招き、『「八幡信仰」と安房の産鉄伝承』と題し、講義を行いました。
午前中の講義では、各地に点在する源氏の産土神であり、産鉄・鍛冶の神として建立された八幡神社や八幡信仰の来歴や安房(多田良地区・丹生地区など)の産鉄と伝承についてスライドを使って説明をしました。
(講義の様子)
午後の現地学習は、南房総市安馬谷地区や同市千倉町の砂鉄が多く含まれる瀬戸浜海岸を訪れました。
(現地学習:瀬戸浜海岸)
安馬谷地区では、講師が金屎(鉄を精錬するときに出る鉄滓)と思われる石塊を現地で拾い、参加者はその石塊を手にとりながら、説明に耳を傾けました。
(現地学習:安馬谷地区)
参加者からは「安房でも弥生時代に鉄が作られていることがわかりました。」や「現地で鉄の原料が見ることができ、とても良かったです。」などの声が聞かれました。
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ふるさと講座(6回目)
概要: 館山市を中心とした「ふるさと」に潜在する地域資源について、知りたい、学びたいという市民等を対象に、中央公民館で20年以上継続して実施している事業。地域の歴史、生活、自然等をテーマに開催している講座で、今年度は全9回の予定。
主 催:館山市中央公民館
講 師:日本民俗学会 会員 田 村 勇 氏
テーマ:「八幡信仰」と安房の産鉄伝承
参加者数:39名(男22名 女17名)【講義】
29名(男16名 女13名)【現地学習】