この講座は、市民生活に直結した現代的課題をテーマに、市民が心豊かに生活を楽しんでいただくため、生活に役立つ知恵などを知ってもらう目的で中央学院大学との共催事業として実施しています。
4回目となる今回は、中央学院大学 商学部教授の山本 憲志郎 氏を講師に招き、“「活断層と地震」~断層トレンチ、震度と地形(地質)の関係~”と題して開催。
現在、国民の防災意識が高いことが象徴されるように、今年最多の44名が参加する中、講義が行われました。
日本列島周辺のプレートや活断層の分布状況などについての説明では、「日本列島の陸上部には確認されているだけで、2千本もの活断層があり、日本列島は圧縮されており、常に力がかかり続けている。」と、日本が地震多発国であることの理由を解説。
また、よく耳にするマグニチュードの定義や気象庁による震度階級の示し方や阪神淡路大震災を事例に「淡路島付近の活断層が動き、震源の深さが14㎞と非常に浅いことが大きな被害をもたらした原因。」などの解説を行いました。
講義に参加した受講者からは「断層のずれの説明や断層から離れている海側の平野は、倒壊率が高いということは、館山市に住む者として参考になりました。」などの声も聞かれた。また、「関東大震災以降大きな地震が起きていないが関東地方は今後いつ起きるか?」などの鋭い質問もあり、地震に対する感心の高さが伺えました。
講義を終えた山本教授からは「講義時間が少なくて、もう少し1つ1つ丁寧に説明がしたかった。参加者のも皆さんは熱心に聴いてくれて感謝しています。」
また、参加者からの質問に対しては、「館山市を含む関東地方もいつ地震が起きてもおかしくなく状況。この先何十年も活断層に力が加わり続けていくことで、大きな地震が発生する可能性がある。」と語っていました。
次回(最終回)のたてやまオープンカレッジは、同会場で2月8日(土)に開催される。
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たてやまオープンカレッジ(4回目)
概要:市民が心豊かに生活を楽しんでいただくため、生活に役に立つ知恵の紹介などを中央学院大学の教授、准教授を講師に迎え、全5回で中央学院大学館山セミナーハウスで開催する講座。
主 催:中央学院大学 館山市中央公民館
講 師:商学部教授 山本 憲志郎 氏
テーマ:「活断層と地震」-断層トレンチ、震度と地形(地質)の関係-
参加者数:44名(男32名 女12名)