図書館の前の桜が、きれいに咲き誇るうららかな春の日。
児童室の窓から、なにやら見えるようです。
外に回って見てみると・・・
青々と茂った、エンドウの姿が。
このエンドウ、「ツタンカーメンのエンドウ」というもの。
ツタンカーメンのエンドウ豆は、1922年(大正11年)に、
イギリスの考古学者、カーナボン・カーター氏がツタンカーメン陵を発掘した際に、
副葬品の中から発見されたのだそう。
そのエンドウが発芽、栽培に成功し、その後、数国に渡って、栽培が続けられたのだとか。
日本には1956年(昭和31年)、アメリカから茨城県の水戸に送られ、
小学校などを通して、いわれとともに広がったのだそうです。
館山市図書館のエンドウは、1987年(昭和62年)に、
大利根博物館から種を分けてもらって栽培を始めたとのことです。
今年も赤紫色の可愛い花をたくさんつけています。
花はいたって普通のえんどうまめのように見えますが・・・
さやは緑ではなく、花と同じ赤紫色。
もう実をつけている様子も見えます。
中央公園の桜も、この陽気で開き始めています。
あたたかな陽射しを受けながら、心躍るような本を探しに図書館に出かけてみませんか?
園芸の本もあるので、これからどんな花を植えようか考えたり、
家庭菜園の計画を練るのにも、きっと図書館の本が一役買うはずです。