料理教室は、文化庁の「文化遺産を活かした観光振興と地域活性化事業」を活用し、画家の没後100年の記念事業の一つとして実施しています。
青木繁が布良を訪れたのは、今を遡ること107年前の夏、一月半余りの滞在中に《海の幸》を描いたことは有名ですが、きっと漁村の伝統的家庭料理を食べたことでしょう。
彼が食べたにちがいない料理を作って、食べてみよう!ということで、青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会が企画し、館山市内の方を中心に安房地域から22名が参加しました。
指導は、地元の主婦を中心とした地域振興部会の皆さんです。
メニューはこちらです⇓
テングサから作るトコロテンとアンミツ
イソッピ味噌汁
ワカメのみち煮
それでは、いざ料理教室へ・・・。
調理をする前に、材料のイソッピをとる道具「イソッピだまし」について説明です |
イソッピの出汁が良く出たスープに味噌を溶きます |
イソッピ味噌汁の完成!おまけにイセエビも! |
これがトコロテンの材料「テングサ」です |
鍋で「テングサ」を煮ます |
鍋で煮た後、さらしでこして、冷やし固めます |
「トコロテン」を切って、盛り付けをして完成!あんこも白みつも手作りです |
ワカメのみち煮完成! |
みなさんが一生懸命作った料理の完成です!!⇓
右上:イソッピ味噌汁 (中央上:イセエビ味噌汁) 右下:テングサから作ったトコロテンとアンミツ 中央下:ワカメのみち煮 |
料理名からレシピと完成した料理を全て想像できる人はどれだけいますか!?
美味しそう♪に出来たお料理をみんなで食べます。
みんなで作った漁村の伝統的料理のお味は!? 美味しさについ笑顔になってしまいますね! |
どのメニューも地元で獲れた食材に手を加えてつくられた漁村の伝統的な料理。まさに《海の幸》を堪能した料理教室でした。次回の教室は下記のとおりです。我が家の献立にもう一品何か自慢できるものが・・・と思っている方、青木繁が食べた料理を食べてみたいなあ~と思った方、料理自慢も、料理下手も、食いしん坊も、どんな方でも興味を持った方がいらっしゃったら、ぜひ足を運んでください。
料理をいただく部屋からもきれいな布良の海を眺めることが出来ますよ!!!
【日時】 12月11日(日) 14:00~16:00
【会場】 富崎地区公民館
館山市大神宮272-1 TEL 0470-28-1993 【参加費】 300円(材料費等)
【持ち物】 おにぎり、飲物、エプロン、三角布、ふきん
【申込み】 定員20名 事前予約制
事務局 NPO法人安房文化遺産フォーラム
TEL・FAX 0470-22-8271
Eメール awabunka@awa.or.jp