2012年3月2日

博物館本館歴史展示室の一部を展示替えしました

館山市立博物館には、3つの展示室があります。その内、郷土館山の歴史について展示している1F・歴史展示室の一部を展示替えいたしました。

銅造千手観音立像(複製)とその脇手

変更した資料は「銅造千手観音立像(どうぞうせんじゅかんのんりゅうぞう)」で、那古寺に安置されている千手観音立像の複製品になります。原品は国の重要文化財の指定を受けています。


厳かなお姿です

 那古寺は、正式名称を「補陀洛山千手院那古寺(ふだらくさんせんじゅいんなごじ)」といい、養老元(717)年に行基上人が創建したと伝えられる、真言宗の古刹です。
鎌倉時代初頭に、真言密教の寺院として再興され、江戸時代には安房国札観音霊場の第一番札所となりました。また、坂東三十三所観音巡礼の結願寺として、遠方からも多くの参拝者を集めました。

ちなみに、当館では昨年の秋に、多宝塔(県指定有形文化財)の再建250周年記念特別開帳に合せたトピック展も行いました。
(展示の様子はコチラ

複製とはいえ、なかなかに見ごたえのある資料ですので一見の価値アリ!です♪
遅れていた梅の見頃も、今週末には迎えられそうですので、そちらと合せて是非是非、ご覧になってください!


…ちなみに、それまで展示していた「萱野遺跡出土瓦」「小網寺梵鐘」ですが、
萱野遺跡出土瓦(三鱗花菱文様)

小網寺梵鐘(複製)

現在、某所へと出張中です。詳細はまた、後日明らかになるでしょう…
(-ω-)ノ~ニヤリ☆