明治画壇の鬼才-青木繁を生んだまち福岡県久留米市。
久留米市は、福岡県南部の筑後地方にある都市。
人口は約30万人で、福岡県では福岡市、北九州市に次ぐ第3の都市です。JR久留米駅 さすがブリヂストンの企業城下町。巨大タイヤが駅前のシンボル |
久留米と言えば、40歳代以上のみなさんには、松田聖子、藤井フミヤ・チェッカーズ、石橋凌などのアーティストを生んだまちとして、馴染みがあるかもしれません。
若い世代では、女優の田中 麗奈さんが久留米の出身。
久留米ふるさと特別大使として、久留米のPRをされています。
青木繁「海の幸」をキーワードとした、館山市と久留米市の草の根の市民交流
昨年3月に青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会の皆さんが、青木繁没後100年久留米ツアーを実施され、青木繁旧居保存会の皆様との交流を育まれています。
blog布良・相浜の漁村日記
また、昨年10月には東京高牟礼会(久留米市内の6高校の連合同窓会の幹事会)の20名が、《青木繁》の足跡を辿るため、館山市布良を訪問。
青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会とともに交流を育んでいるNPO法人安房文化遺産フォーラムのガイドにより、「小谷家住宅」や「《海の幸》記念碑」などを見学しています。
・福岡県久留米市出身の皆さんが、“青木繁画伯の足跡”をたどり布良を散策されました。 (2011.10.11)
首都圏在住の久留米の出身者や縁故者により組織された「くるめつつじ会」
第13回「くるめつつじ会」の総会・懇親会が、平成24年10月25日(木)、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で開催され、青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会、NPO法人青木繁「海の幸」会、NPO法人安房文化遺産フォーラムの関係者とともに出席。
約130名の会員の皆さんとの交流を深めました。
代表して挨拶をする小谷家当主の小谷福哲さん(右から2人目) NPO法人青木繁「海の幸」会事務局長の吉岡友次郎さん(右から1人目) NPO法人安房文化遺産フォーラム事務局長の池田恵美子さん(右から3人目) |
総会では、久留米が産んだ世界最大のタイヤメーカー・ブリヂストンの創業者石橋正二郎の孫にあたる鳩山邦夫・衆議院議員、古賀一成・衆議院議員(東日本大震災復興特別委員長)、大久保勉・参議院議員(財務副大臣)などの来賓が挨拶。
鳩山邦夫・衆議院議員 |
久留米の政治・経済力の高さを垣間見ました。
記念行事では、東芝科学館の中山純史館長が、「田中久重ものがたり」~情熱と飽くなき探求心を講演。
東芝の創業者・田中久重は久留米の出身。
からくり師から時計・機械の職人に転身し、50歳を越え、蒸気機関の国産化に挑戦。
明治8(1875)年、75歳で東京・銀座の煉瓦街に店舗・工場・住宅を兼ねた店を構え、そこから東芝の歴史が始ったことを学びました。
田中久重は、佐賀藩で我が国初の蒸気機関車模型を製作 |
懇親会では、久留米の蔵元やJAから提供された地酒や果物なども振る舞われ、久留米の日本酒生産が、京都の伏見、神戸の灘に次ぐ、第3位の規模であることを知りました。
地酒試飲コーナー |
講演、懇親会から、久留米の文化力の高さを窺い知りました。
青木繁「海の幸」をキーワードとした、館山と久留米の交流をコツコツと積み上げ、草の根の地域間交流が、今後ますます進展することを願っています。
久留米市の皆さん!今後とも、よろしくお願いいたします!!
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・シリーズ社会科見学6 青木繁生誕の地-福岡県久留米市 その1「久留米城跡と青木繁記念碑」(2011.9.26)
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