館山市役所企画課で国際化推進員の仕事をしている山口さんが、9月下旬から10月上旬にかけて、米国ベリンハム市に行き、館山市とグリーティングカードの交流をしているノーザンハイツ小学校を訪れました。
生涯学習課では、グリーティングカード交流事業の関係で、山口さんに英訳のお願いをしています。
ノーザンハイツ小学校を訪問した際の、先生や生徒との交流について、山口さんがレポートしてくれましたので紹介いたします。
「ノーザンハイツ小学校を訪ねて」
9月26日(火)午前11時、ベリンハム姉妹都市協会の館山担当会長ロス・グリア氏とともに、ノーザンハイツ小学校を訪ねた。
ノーザンハイツ小学校の外観 |
玄関から学校に入り、受付でカンディーニ先生を呼んでもらう。
しばらくすると違う先生が来て、カンディーニ先生のクラスに案内された。
カンディーニ先生の担当は5年生で、館山市の小学生とグリーティングカードの交換をしている。
教室に入ると30人ほどの5年生の子どもたちと、校長先生、カンディーニ先生などをはじめとする先生方が5人ほどいた。
ここはカフェテリアです |
まず私とグリア氏が紹介され、簡単な自己紹介を行う。
そしてグリア氏とともに、ベリンハム市と館山市の姉妹都市の歴史や、両市の共通点を話した。
ベリンハム市と館山市は1958年(昭和33年)7月に姉妹都市締結をした。
それ以来、グリーティングカードの交流、スポーツの交流、学生交換や市役所の職員交換などが行われてきた。
両市の共通点として、どちらも海に面していたり、漁業が行われていたり、ベリーの収穫が盛んなことなどをあげた。
こどもたちは興味深そうにじっと聞いていた。
ここもカフェテリアです |
次にこどもたちからの質問を受けた。
「質問がある人―っ!」と言うと、さっといくつもの手が挙がる。
「今エネルギーのことを勉強しているんだけど、日本ではどんなエネルギー源があるの?」
「日本の人はどんなものを食べるの?」
「アメリカの生活と日本の生活の違いはどんなことがあるの?」
「武道は何かやっていた?館山では子どもたちはどんな武道をやっている?」
「館山の冬はどんな感じ?」
ライトアップされたこのガラスケースの中に館山市から届いたグリーティングカードが飾られます。 |
「私が作るグリーティングカードは1時間くらいで作るけど、館山からもらうグリーティングカードはみんなどのくらい時間をかけているの?」
「いつもカードをもらうのがすっごく楽しみ!Thank youは日本語でどうやって言うの?」
スキートゥーシーレースの際につくった「顔の花」 |
「黄色い犬の絵がよく描かれているけど、あれはなに?」
ダッペエを用いた北条小の小林さんの作品(昨年) |
「館山ではリサイクルはどんな風にしているの?」
ほとんどの子が積極的に手を上げ、「質問が2つあります」「2つ質問があるんだけど」「私も2つ聞きたいんだけど」と色々なことを質問してきた。
自分の紹介を書いたものを掲示している |
50分ほど教室で5年生の子どもたちと話をした。
最後にカンディーニ先生から、館山からもうすぐグリーティングカードが届きますねとお話があると、「楽しみ!」「早く来ないかな」「日本からカードをもらうなんてかっこいい!」「すごい!!」など、子どもたちが口々に言っていて、私自身も小学生のときにグリーティングカードを送っていたのでとても嬉しく思った。
ダッペエシールを館山市のグリーティングカードと一緒に送りました!米国でさらにダッペエ人気がUP・・・(笑) |
教室を出ると、カンディーニ先生のクラスの4名が校内ツアーにつれていってくれた。
他の学年の教室をのぞいたり、壁に貼ってある作品の説明をしてくれたり、体育の授業を見学して、カフェテリアでランチを一緒に食べた。
体育の授業風景 |
子どもに混じって写っている子どもみたいな人だーれだ?Minamiを探そう!(笑) |
学校が用意してくれたサラダを、グリア氏と一緒に子どもたちのテーブルで食べる。
食べている間も質問攻めだ。
ランチのサラダ♪ チキンかな? |
子どもたちは明るく元気で、みんなとてもかわいらしかった。
日本についての知識がほとんどないのが少し残念ではあったが、これを機に、日本にもっと興味をもってもらえると嬉しい。
日本の子どもたちと違い、外国人を相手にしても臆することがないことは驚きであった。
5年生の子どもたちは来年からミドルスクールに通う。
小学校最後の年に、日本のことを学んだ、小さな出来事として、思い出にしてくれればと願う。
(終わり)
今年送ったカード。日本語が書かれているカードは全て、写真のように山口さんが和文英訳してくれたシートを添付しました!ダッペエのシールも貼られていますね!相手に質問を投げかけているカードについては、質問に対する答えを書いてくれるように、担当者Mからカンディーニ先生へお願いしておきましたから。 |