11月11日(日)、館山市長須賀を舞台に、「たてやまいいとこ体験教室 あかりづくりワークショップ」が開催され、市内小学4年生~6年生の16名が参加しました。
たてやまいいとこ体験教室は、
市内の子どもたちに
たてやまの歴史・自然・文化について学んでもらい、子どもたちに館山市についての理解を深めてもらおうという目的があります。
今回の「あかりづくり」では、
①長須賀・古商家で、おばあちゃんから昔の様子をきこう!!
②千葉大生に教えてもらいながら、あかりづくりをしよう!!
③自分達で作ったあかりを、古商家に飾り付けて、実際に点灯してみよう!!
という3つのプログラムで行いました。
千葉大・岡部研究室の方や、長須賀の方にご協力をいただきました。
①長須賀・古商家で、おばあちゃんから昔の様子をきこう!!
長須賀には古い建物が今も多く残っていることをご存知ですか??
その中のひとつ、千成さんの隣にある古商家をお借りして、その中でお話を伺いました。
千葉大生が、クイズを小学生にだします。
その様子を少しご紹介。
今の地図と昔の地図を見比べながら、場所を確認中。 |
Q「いかけや」は何屋さんでしょうか??
ヒントの写真をみながら、班ごとで考えます。
そして、正解や説明、当時の様子をおばあちゃんが教えてくださいました。
正解は・・・、
鍋や釜等をなおすお店のことだそうです。いかけ=鋳掛とかきます。
当時は鉄等が大変貴重だったため、鍋に穴があいたりすると、鋳掛け屋さんになおしてもらっていたそうです。
千葉大生が写真をみせながら、小谷さんがお話してくれました |
ふむふむ、
「使えない」からといって、新しいものを買うということではなく、修理をして使う。
当時の人は、ものを大切にしていたことがわかりますね。
その他にも、たくさんお話をききました。
おいしくいただきました!!
②千葉大生に教えてもらいながら、あかりづくりをしよう!!
千葉大生に教えてもらいながら、先ほどお話をきいた古商家に飾り付けるあかりを作製しました。その材料は・・・かみ。
特殊な紙で、水にぬらして乾くと、そのかたちのまま固まるという不思議なものです。
大学生と一緒におります。わからないところや力が必要なところは大学生が手伝ってくれました |
その紙を使って、班で一つのあかりを作製しました。
「とってもかたくて、折りづらかったけれど、大学生が手伝ってくれたからできたよ!!」
「ひとりひとり作ったものを組み合わせて、ひとつのあかりができました。」
と、はなしてくれました。
一人一人がおったパーツを組み合わせてひとつのあかりに。 さあ、ランプをいれたらどんな風になるのかな?? |
③商家に飾って・・・点灯!!
自分達が作ったあかりを、先ほどお話してくれたおばあちゃんたちに、そして古商家にプレゼント。
実際につけてみると・・・
すてきっっ!! |
あかりが違うだけで、こんなに印象や雰囲気が違うんですね。
子ども達もびっくり。
今日1日の感想をおばあちゃんたちに話しているところ |
今日は、たくさんのことを学んだ16人。
おばあちゃんや大学生とのふれあいをとおして、
館山市のことをもっと知ることができたかな??
そして、自分達にもたくさんのできることがある!!と感じてくれたら嬉しいです。
商家=時を重ねれば重ねるほど、価値を増すもの
と教えてもらいましたが、
見たり聞いたりして感じたこと、
今日できたたくさんの思い出も、きっと商家と一緒。
参加してくれたみんなは、これから
楽しいことだけではなく、きっと辛いことも、苦しいこともあるかもしれませんが、
その積み重ねがみんなを輝かせてくれるものになってくれるはず。
この日までに、たくさんの準備をしてくれた千葉大生のみなさん、ふれあいサロンプリンセスのみなさん、本当にありがとうございました。
お疲れさまでした!!