2012年5月5日

明治神宮大祭で館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」が奉納されました。

館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」が、5月3日(木・祝)、明治神宮春の大祭で奉納されました。

「神余日吉神社のかっこ舞」は、各地の明治神宮崇敬会支部・地区が推薦した民俗芸能の4演目に選ばれ、伝統の舞を演じました。

神余のかっこ舞は、毎年7月19、20日の日吉神社例祭で奉納される三匹獅子舞で、雨乞いと五穀豊穣を祈る神事です。

3人の男子が獅子頭をかぶり、腰につけた小太鼓を打ち鳴らして踊る「かっこ舞」と、4人の女子が雨を表す7色の紙を垂らした花笠をかぶり、ササラを鳴らして祈る「ササラ踊り」からなります。

250年の歴史を持つと伝えられていますが、太平洋戦争などにより途絶えた時期もありました。

しかし、昭和49年に地元の高校生が「あすなろ会」を立ち上げて復活させ、現在は、神余かっこ舞保存会の指導を受けながら、地域が一体となって継承しています。


獅子頭をつけるのにも、先輩である青年が力を貸していました。


奉納は、踊り手と大太鼓、笛師など総勢22人で行われました。

入場の場面を紹介します。









素朴な太鼓と笛の響きに合わせた勇壮な舞は、満員の客席を魅了しました。
















大舞台での奉納後、出演者と関係者の皆さんが、記念撮影をしました。