「神余日吉神社のかっこ舞」は、各地の明治神宮崇敬会支部・地区が推薦した民俗芸能の4演目に選ばれ、伝統の舞を演じました。
神余のかっこ舞は、毎年7月19、20日の日吉神社例祭で奉納される三匹獅子舞で、雨乞いと五穀豊穣を祈る神事です。
3人の男子が獅子頭をかぶり、腰につけた小太鼓を打ち鳴らして踊る「かっこ舞」と、4人の女子が雨を表す7色の紙を垂らした花笠をかぶり、ササラを鳴らして祈る「ササラ踊り」からなります。
250年の歴史を持つと伝えられていますが、太平洋戦争などにより途絶えた時期もありました。
しかし、昭和49年に地元の高校生が「あすなろ会」を立ち上げて復活させ、現在は、神余かっこ舞保存会の指導を受けながら、地域が一体となって継承しています。
獅子頭をつけるのにも、先輩である青年が力を貸していました。 |
奉納は、踊り手と大太鼓、笛師など総勢22人で行われました。
入場の場面を紹介します。
素朴な太鼓と笛の響きに合わせた勇壮な舞は、満員の客席を魅了しました。
大舞台での奉納後、出演者と関係者の皆さんが、記念撮影をしました。