2012年12月19日

社会貢献事業「夢まるふぁんど」から、「神余かっこ舞保存会」に支援金が贈呈されました。

12月18日(火)、館山市神余の日吉神社で、「夢まるふぁんど委員会」から館山市指定無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」を保存継承する「神余かっこ舞保存会」に、支援金が贈呈されました。

神余かっこ舞保存会の石井義雄会長に、
「夢まるふぁんど委員会」金原二郎さん(前列左)から寄付金が、
同・金成竜さん(後列左)から記念の楯が贈呈されました。

夢まるふぁんど委員会」は、千葉日報社千葉テレビベイエフエム千葉県遊技業協同組合が協力して設立され、パチンコのこぼれ玉などを積立し、基金をつくっています。

コミュニティー育成、文化の振興、地域社会づくりなどの事業を支援するために、平成17年7月から、社会貢献事業を行っています。


神余かっこ舞保存会が新調した法被
デザインを決めるため、2日以上真剣に話し合ったそうです。

この基金は、文化(国際)支援事業・福祉支援事業・地域振興事業の3つの柱に分けられて、様々な活動が推進されています。

(1) 県内の伝統的な民俗芸能や技術、歴史的文化の保存伝承事業を行っている団体への支援金贈呈

(2) 次代を担う子どもの健やかな育成を願い、県内児童福祉施設またはそれに準ずるボランティア団体や小児専門医療機関の千葉県こども病院への支援金寄贈

(3) 県内市町村に、多発する犯罪に対して安全で安心なまちづくりの一環に防犯パトロールカーの贈呈

今年度は、文化(国際)支援事業のなかで、県内の8つの伝統的な民俗芸能保持団体などへの支援が行われ、昨年度の「新井船歌保存会」に続き、2年連続で館山市指定無形民俗文化財保持団体が選ばれました。


記念の楯と三匹の獅子頭

神余かっこ舞保存会の石井義雄会長は、今年は5月の明治神宮奉納や、10月の関東ブロック民俗芸能大会など、大きな舞台を経験したことなどを話され、今後も、地域が一丸となって「神余のかっこ舞」を継承していきたいと、お礼の挨拶を述べられました。


挨拶をする神余かっこ保存会の石井義雄会長
「かっこ舞どらやき」。
神余かっこ舞保存会は活動資金を得るために、この他、
暖簾・絵葉書・クリアファイルなどのオリジナルグッズを製作し販売しています。

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