館山市には、二つの姉妹都市があります。
一つはアメリカのベリンハム市、もう一つは、オーストラリアのポートスティーブンス市です。
どちらも館山と同じように、海辺にある素敵な街です。
ベリンハム市とは、以前より互いの市の子どもたちに絵本を贈りあう事業を行っています。
また、先日ポートスティーブンス市からも、オーストラリアの様子のわかる絵本が届きました。
ポートスティーブンスから贈られたのはこの2冊(どちらも日本では未刊)。
「WHY I LOVE AUSTRALIA」(わたしがオーストラリアを大好きな理由)
ブロンウィン・バンクラフト 作・絵
※オーストラリアの先住民、アボリジニの間で知識や知恵を伝えてきた
アボリジニアートで描かれた、オーストラリアの素敵なところが満載の絵本。
「Are we there yet?」(まだつかないの?)
アリソン・レスター 作・絵
※冬の3か月間(オーストラリアは南半球なので、日本の夏の時期は冬になります)、
オーストラリア一周旅行に出かけた家族のおはなし。
ベリンハムから贈られたのはこの2冊(どちらも日本語訳が出ています)。
ジョン・クラッセン 作 (訳:長谷川義史 クレヨンハウス)
※大きな魚からぼうしを取って、海藻の中へと逃げてゆく小さな魚は・・・。
日本版は関西弁で訳されています。
「Pete the Cat I Love My White Shoes」
(日本での題:「ねこのピート だいすきなしろいくつ」)
エリック・リトウィン 作 ジェームス・ディーン 絵
(大友剛 訳 長谷川義史 文字画 ひさかたチャイルド)
※ねこのピートは大好きな白い靴をはいておでかけ。でも出かけた先で大変なことが!
なにがあっても歌って前を進む、ポジティブなねこのおはなし。
今回はポートスティーブンスから贈られた絵本を紹介するとともに、
ベリンハムから送られた絵本を、英語と日本語を交えて読み聞かせで楽しみました。
まずは姉妹都市について、そしてベリンハム市とポートスティーブンス市について紹介。
この棒は(「ばち」です)、ポートスティーブンスから贈られたもの。
アボリジニの楽器なのだそう。
このばちもおはなし会の中で活躍!
「ちがうねん」は英語と日本語の交互で、
「ねこのピート だいすきなしろいくつ」は、
おはなしの中に出てくる言葉を英語で言ってみたり、
主人公のねこが歌う歌を歌ってみたりしながら楽しみました。
そして、昨年館山市からベリンハムの子どもたちに本を贈った際、
その中の1冊「わにわにのおふろ」(こかぜさち 文 山口マオ 絵 福音館書店)を
モチーフにして、ベリンハムの子どもたちがこんなにすてきなワニたちを
作って贈ってくれました。
そのお礼に、今年館山の子どもたちから贈るのは、
「ねこのピート だいすきなしろいくつ」にちなんで、折り紙で折ったねこ。
絵本のねこに負けず劣らず、キュートなねこがたくさん!
日本の文化、折り紙が外国の子どもたちにどう見てもらえるのか楽しみです。
このねこたちは、ベリンハムへ贈る日本の絵本と一緒に贈ります。
今年はどんな本を贈るかは、ただいま検討中です。
たくさんの子どもが外国からの絵本を楽しんでくれました。
明日、8月22日には、「夏のスペシャルおはなし会」が、
図書館集会室にて10時半から開催されます。
そちらも楽しいおはなしがいっぱい♪
たくさんの参加をお待ちしております!