館山市中央公民館とNPO法人たてやま・海辺の鑑定団の共催事業『沖ノ島探検隊~地域の宝を見つけよう~』(全3回シリーズ)の第2回「スノーケリングで海中探検!海の中を見てみよう!」を8/23(木)に開催しました。
小学生と保護者の皆さん24名が参加。素晴らしい天気に恵まれ、きれいな沖ノ島の海に生息する生き物を中心に宝物探しをしました。
この事業は、黒潮の影響を受け、北限域のサンゴを代表とする豊かな生態系を有する地域の貴重な自然資源である『沖ノ島』をフィールドにふるさと館山の自然や歴史、環境などについて探検しながら学ぶことを目的に毎年開催しています。
今年は、普段の生活の中で体験することが少なくなっている海での自然体験活動の中で「見て」「聴いて」「触って」「嗅いで」「食べて」をテーマに五感で体感する機会を通じて、子どもたちの「生きる力」を育み、それぞれの”宝物”を見つけてくれれば「いいね!」と思っています。
第2回目のテーマは『スノーケリング』。
波は穏やか、澄んだ海で絶好のスノーケリング日和でした。
今回はうみがめさん、たこやきさん、杉やん、マルサン、のっこさん、ごろーさん、うめさんの7名の鑑定団スタッフの皆さんにお世話になりました。
最初に海での活動における注意事項「走らない」、「岩の上は滑る」、「生き物には不用意に触らない」ことや、とげや毒を持つ生き物について学習しました。
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クラゲ、ガンガゼ(ウニの仲間)、ごんずいなどに注意しよう! |
さぁそれではスノーケリングに出発。暑かったため一度水に入ってから準備体操!みんな長袖、長ズボンなのは、海中でクラゲなどのリスクから身を守るためなんです。今年は早くからクラゲも発生しているとの情報もあったため、万全の体制でスノーケリングに挑戦しました(結果的にほとんどクラゲに遭遇することはありませんでしたが・・・ラッキー)。
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入念に準備体操 |
マスク、スノーケル、フィンの使い方を学習した後は、バディ&サインの確認。
海での活動は常に2人1組。相方のことをバディといいます。海の中ではしゃべれないのであらかじめ「OKサイン」などのジェスチャーも確認しあいます。
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OKサインも「指だけ」「腕を使って」と2種類。
みんながやっているのは遠くの人も分かるように「腕を使った」OKサイン。 |
ではでは基本的な訓練が終了したのでスノーケリングを楽しみましょう!
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上手く息が出来るか確認しながらゆっくりスタート! |
前半は浅めの場所で観察を行いました。足のつくところでもたくさんの生き物を見ることができました!
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鮮やかなブルーの「ソラスズメダイ」 |
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どんな魚がいるのかなぁ~みんな上手にスノーケリングを楽しんでいます。 |
鑑定団差し入れの暖かいお茶を飲んで一休み!後半は少し深い場所でサンゴ観察です。
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フィンとマスクをつけてさぁサンゴ観察に出発しよ~! |
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4人~6人が1組になって観察しました! |
何といっても透明度が高かった今回の沖ノ島。海上から海の中を良く観察することが出来ました。イボサンゴやトゲイボサンゴ、キクメイシなどを見ることができました。また、サンゴの周辺ではたくさんの魚たちも見ることができました!
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イボサンゴ |
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キクメイシとソラスズメダイ |
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トコブシを食べる魚たち。ちょっと珍しい光景です! |
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「ニセクロナマコ」も見つけたよ! |
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観察の最後に記念撮影!みんなとってもいい笑顔です! |
午後からは、豊津ホールに移動して今日見つけた『宝物』について発表してもらいました。「こんなに身近にサンゴがあることは知らなかった」、「ガンガゼの針が長くて、あんなにたくさんいるとはビックリ」、「サンゴを守っていきたいな」、「ぼくの宝物は『海』」など様々な発見、感想を聞くことができました。
鑑定団スタッフの皆さん、参加してくれた皆さん、ありがとうございました。
次回は9/17(月)に釣り体験!シリーズ最終回ですが、エサも自分たちで調達、魚を釣って食べてみようという企画です(既に申し込み受付は終了)。
どんな魚が釣れるか、今から楽しみです。