12月11日の、よく晴れた日曜日の午後、南房総市丸山地区にあるローズマリー公園で全国学生フラメンコ連盟の公演がありました。
全国学生フラメンコ連盟は、毎年、夏の館山で全国大学フラメンコフェスティバルに出演している団体です。
公演といっても、学生たちが単独でイベントをうったものではなくて、南房総国際交流協会が主催したチャリティイベントのメインとして今回呼ばれました。
今回東京からやってきたのは、総勢15名。
東京外国語大学5名。神田外語大学6名。國學院大学2名。清泉女子大学2名。
午後1時半に開演した第1部は50分間の公演。
約1時間の休憩時間をはさみ、午後3時半から第2部が始まり、こちらも50分間。
公演が始まると、学生たちがフラメンコシューズで鳴らす激しい足打ちの音や、パッション(情熱)が観る人にぐいぐい伝わってくるカンテ(歌)が、120席の木造ホールいっぱいに響きわたりました。
このホールは南総文化ホールとは違い、小さくて、ステージと客席の距離も近いので臨場感がたっぷりと味わえます。
國學院大学3年生による踊り♪(ここはシェイクスピアカントリーパークシアターホール内のステージです) |
ただ、いつ見ても変わらないのは、自分の演技、自分たちの演技にかける学生たちの一生懸命さです。
踊り手たちはその演技で「私を見て」と観る者に訴えかけてきます。
今回特に感じたのは、卒業を間近に控えた4年生のすさまじいまでの迫力でした。
4年生のいっそう真剣な眼差しや、感情が指先にまで伝わっている腕の動き、身体の芯からしぼり出すような、スペイン語で歌う魂のカンテ(歌)。
彼女たちを見ていると、「オレ、バモ、ミラー!」、「グアッパー」、「カンタ、ビエン!」といったハレオ(掛け声)を自然とかけてしまいます。
東京外国語大学4年生による貫禄の踊り♪ |
そして次は神田外語大学3年生による踊り♪ |
15人で50分公演2回は、学生たちにとってはかなりハードだったんじゃないかな。
休憩時間にも野外で2曲踊ったものね。
今日はギターラも1人。いったい一人で何曲弾いたんだ?
16曲は行ってるね(@_@。
オレ、カオ!トカ・ビエン♫
南房総の冬の澄み渡る青空の下で「ガロティン」を踊る♪ (What a wonderful blue sky!) |
今回参加してくれた総勢15名 |
お客さんの中には、アメリカ人や中国人、ウクライナ人の方もいました。
今日のイベントは小学生以下と在住外国人は観覧無料だったんです。
そうなんです。今日のイベントはフラメンコを観るだけではなく、国際交流イベントでもあったんです。
生のフラメンコを初めて目にした外国人はタップダンスのようなリズミカルな足打ちの音や華やかな衣装、そして踊り手、歌、ギター、パルマ(手拍子)が一体となったフラメンコの演技に息をのみ、踊り手が3回転の高速ターンからピタっと回転を静止させた時や、曲が終わるたびに、悲鳴にも聞こえる歓声を上げていました。
私の隣に座っていた同僚のYさんもタイミングのよいハレオ(かけ声)を学生に送っていました。
学生も自分にかけられたハレオが聞こえると、踊りながら微笑み返してくれるんです♫
これがまた“たまらない”んです!キタ━(゚∀゚)━!
私も、公演を見に来ていた南房総市国際交流員の「リズ」と仲良しになれたりして、フラメンコだけでなく、国際交流も楽しめた1日となりました。
リズが自身のブログで、私なんかよりずっと詳しく、臨場感たっぷりと、このイベントのレポートを書いているので是非読んでみてください。
アメリカ人の彼女が、先入観なしで、感じたことをストレートに書いているところが面白いし、あらためて気づかされたこともありました。Ole! Liz bien!
リズのブログはこちらから → Chiba Fever!
p.s.国際交流の後日談(@_@;)
公演のちょうど1週間後、リズが我が家に遊びに来ました!
向かって左がリズです♪ |
自家製PIZZAとボジョレー!私だってこれくらいは作れるんですよ(#^.^#) |
フラメンコが繋いだアメリカと南房総♫
なんかこの間「学生フラメンコが繋いだバルセロナと南房総」ってやったな・・・(-_-;)
皆さーん!メリーメリークリスマース\(^o^)/ |