その没後100年を記念して、青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会が、文化庁の「文化遺産を活かした観光振興と地域活性化事業」を活用し、さまざまな取組みを行っています。
そのひとつがウォーキングですが、最終回となる6回目の青木繁《海の幸》ウォーキングが、12月11日(日)に開催されます
明治37(1904)年、青木繁が情熱的な夏を過ごし、《海の幸》を描いた布良は、房総半島南端の小さな漁村です。
かつて栄えた漁村も、今は水産業が衰退し少子高齢化が進んでいますが、青木繁が愛した大海原の景観や人の温かさは変わりません。
青木が滞在した小谷(こたに)家住宅や、没後50年を記念して建立された《海の幸》記念碑、富士山や伊豆諸島を眺望することができる阿由戸(あいど)浜や平砂浦(へいさうら)、青木が詩的な地名と評した相浜(あいのはま)など、地元の人びとの案内で、青木の足跡をたどってみませんか。
青木繁が布良を訪れ、《海の幸》を描いたのは夏でしたが、空気の澄んだ冬こそ、富士山や伊豆の島々が美しく姿を現わします。
とくに布良崎神社は、一の鳥居と二の鳥居が重なった富士山の絶好ビューポイントです。
乞うご期待!
◆ 青木繁《海の幸》ウォーキング 布良という聖地へ行こう
【日時】 12月11日(日) 14:00~16:00
【集合場所】 JRバス「安房自然村」停留所
【コース】
安房自然村 ~ 《海の幸》記念碑 ~ 阿由戸の浜 ~ 小谷家住宅(館山市指定文化財・青木繁が逗留した家) ~ 布良崎神社
【参加費】 500円(ガイド・イラストマップ付き)
【申込み】 事前予約制
申込先 青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会
事務局 NPO法人安房文化遺産フォーラム
TEL 0470-22-8271
Eメール awabunka@awa.or.jp
館山市有形文化財(建造物)「小谷家住宅」 |
青木繁《海の幸》記念碑 |
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