安房学講座の様子 |
今回は、現在市立博物館分館で開催中の出土遺物巡回展にあわせ、「房総の石枕」をテーマに実施しました。※石枕については、巡回展の記事をご覧ください。
講師は(財)千葉県教育振興財団普及資料課長の栗田則久氏。昨年度の講演会に引き続き、館山市立博物館で講演していただきました。
講師の栗田則久氏 |
展示でもご紹介している通り、古墳から石枕・立花や石製模造品が出土する上総・下総地域に対し、同時代の安房の特徴として、洞窟遺跡や祭祀遺跡の土製模造品があげられます。館山での講演ということで、この地域の遺跡や出土品についても触れていただき、大寺山洞窟遺跡やつとるば遺跡など、われわれにもなじみの深い遺跡についてお話いただきました。
講演会終了後、今度は展示室に移動して、実際の展示を見ながらの即席「ギャラリートーク」のスタート。皆さん熱心で、さまざまな質問が飛び交っていました。
展示室での解説 |
平成23年度出土遺物巡回展 房総発掘ものがたり「古墳に眠る石枕」は、10月23日(日)まで開催中です。ぜひご覧ください。
▼次回安房学講座のご案内▼
第 3 回 「地震と津波―房総の地殻変動と地震の歴史―」
講 師 國學院大學神道文化学部教授 笹生 衛 氏
日 時 1月7日(土)13:30~15:30
会 場 館山市立博物館分館
参加費 200円
※参加希望者は、開始時間までに直接会場までお越しください。