ぐるっと海に囲まれている房総半島南端の館山市。
神戸地区公民館も海が近く、
昔からおいしいお魚が手に入り地域ですが
最近は家庭の魚料理もスーパーの切り身が主流。
そこで、神戸地区公民館では、お魚料理初心者を対象に、
家庭で作る魚料理の楽しさ、美味しさを知ってもらおうと
10月26日、「魚料理教室」を開催しました。
講師は、地元出身で料理店を営んでいる
魚料理のプロ・宮谷清治さん。
メニューはこの地域で広く食べられている伝統料理
「鯵のなめろう」と「さんが焼き」の2種類。
午前10時、いよいよ教室開始。
参加者は初めて魚料理にチャレンジする人も含め17人。
宮谷先生の丁寧な指導で魚をさばき始めます。
まずは「なめろう」。
慣れない手つきで鯵を三枚におろし、皮をはいで、
味噌と薬味を加え包丁で良く叩いて、盛り付け完成。
次は「さんが焼き」。
鯵やイサキ、ムツなど美味しそうな魚を叩き、
ハンバーグ状に丸めて整形し、大葉ではさんでフライパンで焼いて完成。
「なめろう」も「さんが焼き」も
新鮮な魚のおいしさが生きる一品料理。
ここでプロから学んだ魚料理のポイントは
① なめろうには、白味噌が合う。
② さんが焼きの魚は、丸める前にかなり刻む。
③ 煮魚は、醤油・酒が沸騰してきてから
魚を入れ、少し煮えてから生姜を入れる。
④ 煮魚には味醂は入れない。
最後は完成した料理を囲んでの試食会。
皿まで舐めてしまうという様子から
名前がついた「なめろう」はその名前のとおり
舌の上へ滑らかに魚の旨さが伝わります。
「さんが焼き」は、良く叩いただけに
ふっくらして、いろいろな魚の旨さが感じられヘルシー。
美味しい魚料理を食べながら、
「主婦業はプロのはずだけど、今日は勉強になりました」、
「次回は鯵の天ぷらにアジフライがいいな」など
話の花が咲きました。