2011年10月28日

神戸地区公民館 プロに教わる「魚料理教室」開催

ぐるっと海に囲まれている房総半島南端の館山市。
神戸地区公民館も海が近く、
昔からおいしいお魚が手に入り地域ですが
最近は家庭の魚料理もスーパーの切り身が主流。

そこで、神戸地区公民館では、お魚料理初心者を対象に、
家庭で作る魚料理の楽しさ、美味しさを知ってもらおうと
10月26日、「魚料理教室」を開催しました。

講師は、地元出身で料理店を営んでいる
魚料理のプロ・宮谷清治さん。
メニューはこの地域で広く食べられている伝統料理
「鯵のなめろう」「さんが焼き」の2種類。


午前10時、いよいよ教室開始。
参加者は初めて魚料理にチャレンジする人も含め17人。
宮谷先生の丁寧な指導で魚をさばき始めます。


まずは「なめろう」。
慣れない手つきで鯵を三枚におろし、皮をはいで、
味噌と薬味を加え包丁で良く叩いて、盛り付け完成

次は「さんが焼き」。
鯵やイサキ、ムツなど美味しそうな魚を叩き、
ハンバーグ状に丸めて整形し、大葉ではさんでフライパンで焼いて完成。

「なめろう」「さんが焼き」
新鮮な魚のおいしさが生きる一品料理。

ここでプロから学んだ魚料理のポイントは
    なめろうには、白味噌が合う。
    さんが焼きの魚は、丸める前にかなり刻む。
    煮魚は、醤油・酒が沸騰してきてから
  魚を入れ、少し煮えてから生姜を入れる。
    煮魚には味醂は入れない。


最後は完成した料理を囲んでの試食会。
皿まで舐めてしまうという様子から
名前がついた「なめろう」その名前のとおり
舌の上へ滑らかに魚の旨さが伝わります。
「さんが焼き」は、良く叩いただけに
ふっくらして、いろいろな魚の旨さが感じられヘルシー。

美味しい魚料理を食べながら、
「主婦業はプロのはずだけど、今日は勉強になりました」、
「次回は鯵の天ぷらにアジフライがいいな」など
話の花が咲きました。