11月3日(木)の午後2時から、那古寺境内で多宝塔再建250周年記念行事のひとつである「柴灯護摩(さいとうごま)」が行われました。
護摩とは、「護摩供(ごまく)」のことで、古代インドの「ホーマ」ということばの音を漢字で表したことばです。
「清らかな火を焚き、その火中に供物を投じてご本尊さまに供養する」という意味で、不動明王などの前に壇を築き、火炉を設けて木などを燃やし煩悩を焼却し、あわせて息災を祈願する修法です。
「清らかな火を焚き、その火中に供物を投じてご本尊さまに供養する」という意味で、不動明王などの前に壇を築き、火炉を設けて木などを燃やし煩悩を焼却し、あわせて息災を祈願する修法です。
もとはインド古来のバラモン教の儀礼だったものが、仏教、特に密教に取り入れられて体系化され、やがて弘法大師によって日本に伝えられました。
護摩供は、古代インドの伝統を踏まえて、除災招福の秘法として修行されています。
護摩供法要では、護摩壇での導師の修法によって勢いよく炎が上がりますが、燃え上がる炎は「仏さまの悟りの智慧」そのものであり、私たちの煩悩を象徴する護摩木を燃やすことで、智慧によって不幸の原因である煩悩が焼き滅され、生きる力を授かるという意味があるとされます。
護摩供法要では、護摩壇での導師の修法によって勢いよく炎が上がりますが、燃え上がる炎は「仏さまの悟りの智慧」そのものであり、私たちの煩悩を象徴する護摩木を燃やすことで、智慧によって不幸の原因である煩悩が焼き滅され、生きる力を授かるという意味があるとされます。
野外において修される護摩を、真言宗では、柴灯(さいとう)護摩といいます。山中で正式な密具の荘厳もままならず、柴や薪で檀を築くためにそう称されるようになったとされています。
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