この一環として、11月5日(土)に記念講演会を開催しました。
那古寺と館山市教育委員会の共催によるもので、講師は東京藝術大学客員教授の
日塔和彦(にっとうかずひこ)氏。
日塔氏は、館山市文化財審議会委員もお務めいただいております。
講師の日塔和彦氏 |
講演会は、那古寺千手院を会場として行い、50名の方々にご参加いただきました。
冒頭、那古寺の石川良和住職のご挨拶では、多宝塔について、3月の東日本大震災での
ご経験を交えながらお話しいただきました。
那古寺の石川良和住職 |
今回のテーマは、「那古寺の文化財建造物―観音堂と多宝塔―」。
日塔氏は、平成14年から行われた那古寺観音堂の保存修理に携わられており、そのご経験をもとに、那古寺の建造物の特徴や、保存修理事業の成果についてお話しいただきました。また、那古寺だけにとどまらず、他県や海外の事例を含めて、多宝塔の特徴についてお話しいただき、参加者の皆さんも熱心に聞き入っていました。
観音堂の保存修理について紹介 |
皆さん、熱心に聞き入っています |
実際に拝観しながら専門家のお話を伺う、またとない機会ということで、参加者の皆様からは
さまざまな質問が出されました。
多宝塔の見学会 |
まだ拝観されていない方は、ぜひお急ぎください!
★博物館本館では、那古寺多宝塔の歴史を紹介するトピック展示を開催中です★
詳細はこちら→トピック展示「庶民の力が完成させた那古寺多宝塔」
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