2011年8月5日

たてやま村歌舞伎保存会が衣装の手入れを行いました。

平成14年、約40年振りに復活した「藤原・古茂口の村歌舞伎」。

平成15年には、藤原・古茂口の村歌舞伎を、館山の伝承文化として、守り、育て、伝えようと、たてやま村歌舞伎保存会が設立され、以来、藤原に伝わる台本を、毎年一本ずつ上演しています。

それとあわせて、後継者育成を目的に、こども歌舞伎教室を開講し、今年2月5日に開館した館山市立博物館分館(旧安房博物館)の開館記念式では「白浪五人男」を上演し、見事な舞台を披露しました。


次回のたてやま村歌舞伎保存会の公演は、来年2月5日(日)に千葉県南総文化ホールで開催される「三番叟」、「白浪五人男」、「奥州安達ヶ原三段目 袖萩祭文の段」。

その公演に向けて、昨日までの3日間、保存会が所有する30着以上の衣装・カツラなどの陰干しが行われました。


村歌舞伎保存会の活動を支えるボランティアによる手作りの衣装のほか、数年前に寄贈を受けたという、六代目関三十郎が結成した関三十郎劇団の衣装がありました。


藤原・古茂口の村歌舞伎の復活に奔走した、たてやま村歌舞伎保存会事務局長の森田進さんは、「来年2月の公演を楽しみして下さい!!」と意気込みをお話しして下さいました。