2011年8月10日

竜岡の獅子神楽(ししかぐら)が奉納されました。



神楽(かぐら)とは、神社の祭礼時に神楽殿などで行われる歌舞・舞楽などの芸能です。獅子神楽は、獅子頭を神体として祈祷やお払いを行います。

館山市神戸地区の竜岡で、8月9日の例祭日に獅子神楽が演じられました。




竜岡は、明治時代初期に松岡・南竜・北竜という3村が合併してできた集落ですが、神楽は道路をはさんで向かい合う南竜・北竜の人びとにより行われます。




神楽は、五穀豊穣や家内安全などを祈願するために奉納され、2人がかりで演じる1匹の獅子が、笛や太鼓などの囃子に合わせて舞います。

演目は、サガリハ、幣、鈴、狂い、十六と続きます。



獅子に頭をかんでもらうと、無病息災で1年を過ごすことができるといわれ、獅子が見物している人びとの頭をかみ、祈願をかなえる舞が大きな見所です。