図書館では、毎年夏休みに小学5・6年生対象に図書館の仕事を体験してもらえる
企画を行っています。
今年は「図書館員にチャレンジ!」と題し、
短時間の「ちょこっとコース」、一日体験の「じっくりコース」を設け、
14人の小学生が、子ども図書館員として仕事にあたりました。
普段は図書館職員しか入れない書庫も、今日は職員なので入れます。
書庫には古い資料や貴重なものもあるのです。
利用者の方々が一番目にする、貸し出しや返却などカウンターの仕事のほかにも、
本の整理なども体験してもらいました。
お客様に「こういう内容の本はどこにありますか?」と聞かれたとき、
検索で調べることももちろんしますが、
日頃からどこにどんな本があるかを知っておくことも大事。
きちんと並べて見やすく見つけやすくするためにも、
本の整理はとても大事な仕事のひとつです。
もうひとつ体験してもらったのが、本のフィルムコート作業です。
図書館の本は市民の財産、たくさんの人が読むもの、そして長く使うものです。
多くの利用に耐えられるように、透明のフィルムコートが貼ってあります。
実際に、そのフィルムを自分の本にかけてみました。きれいにできたかな?
参加した小学生からは、
「もっと体験したかった」
「図書館で働く人の仕事の大変さがわかった」
「大人になったら図書館司書になれるように勉強していきたい」
などの感想が寄せられました。
体験してくれた子どもたちの中から、未来の図書館員が現れてくれるとうれしいです。