2011年8月23日

洲崎神社の例祭で「洲崎のミノコオドリ」が奉納されました!!

 千葉県の無形民俗文化財に指定されている「洲崎のミノコオドリ」は毎年、8月20日~22日の洲崎神社例祭と2月の初午(はつうま)に神社境内で奉納されています。 踊り手は洲崎地区の若い女性で、豊漁万作を祈願する「みろく踊り」と悪霊払いを祈願する「かしま踊り」の2曲が奉納されます。

 8月の例祭はヨイマチ(20日)、ホンマチ(21日)、スギマチ(22日)と呼ばれ、いずれも「ミノコオドリ」が奉納されますが、衣裳を着けて踊られる今年のホンマチの様子をご紹介します!!

 150段の急勾配の階段を登ったところに「洲崎神社本殿」があります。(ちなみに、本殿は館山市指定文化財です。こちらも必見!本殿にたどり着いたら、後ろを振り返ってください。眼下には美しい海原が!)

 例年は神社拝殿前で最初の奉納が行われますが、今年は前日までの雨の影響で拝殿前の地面のコンディションが悪く、初めて拝殿内で行われました。




 1回目の奉納が終わると、続いて階段を下りた社務所前でも奉納が行われます。
 
 皆で移動します。


 お待たせしました。2回目の奉納で「ミノコオドリ」について詳しく紹介します。奉納の内容は1回目と同様です。


★「オンドトリ」と呼ばれる1名の太鼓役と2名の歌役が中央に座ります


★「オンドトリ」と歌役の周りを踊り手たちが円形に取り巻きます。そして、太鼓と歌に合せて踊ります。

 ★1曲目の「みろく踊り」では、左に「オンベ」(長柄の御幣)を肩に担ぎ、右手に日の丸の扇を持ちます。

 ★2曲目の「かしま踊り」では日の丸の扇のみを使います。



 2回の奉納が終わると、2基の神輿が青年たちに担がれ、もみ差しを繰り返して、急な大階段を下ります。
 この様子も言葉では伝え切れないほどの見ごたえがあります。写真だけでは、当日のその迫力をお伝えしきれないことが残念です・・・。


 以上、2011年ホンマチの「ミノコオドリ」のご報告でした!!


 今年も多くの観光客を魅了して、洲崎神社の例祭は幕を閉じました。